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野球評論家・野村弘樹氏、オールスターの思い出「サインはグーとパーだけとお願いした」

7/7(金) 10:56配信

AbemaTIMES

 元横浜投手の野球評論家・野村弘樹氏が、3回出場したオールスターの思い出の1つとして「サインはグーとパーだけでと、お願いしました」と語った。ファンから見れば、この日ばかりはペナントレースを戦う同じリーグの選手たちとも仲良くしている雰囲気だが、投手と野手では、少々感じ方が違うようだ。

 野村氏が、本拠地の横浜スタジアムで登板した時は、当時巨人の中尾孝義捕手とバッテリーを組んだ。「僕は、自分の球種を言うのがいやだったんですよ。だからサインはグーとパーだけで、とお願いしました。真っ直ぐとフォークだけ投げた記憶があります」と明かした。試合で直接対決しない投手同士、野手同士であれば、ベンチやブルペンで会話も弾むが、投手と野手は球宴が終われば、すぐに敵に戻る。「その後、戦いがありますからね」と、手の内すべてを見せるわけにいかないというのが、実情のようだ。

 オールスターでは、投手は打者に対して真っ向勝負を求められる風潮がある。三振かホームランか。“お祭り”であるがゆえに、玄人好みの駆け引きや技術は注目されにくい感がある。野村氏は「いろいろな角度で見てほしいですね。力対力だけでなく、技対技もオールスターですから」と呼びかけた。巨人でプレーした鈴木尚広は、当時の巨人・原監督の推薦で出場し、代走で盗塁を決めたシーンは好例だ。

 勝利を最優先にするペナントレースとは少し違ったプレーが見られるのも、オールスターの楽しみの1つ。見る側でも「あの選手はどんなことを考えているんだろう」と、想像をふくらませながら楽しむのもいいかもしれない。

最終更新:7/7(金) 10:56
AbemaTIMES