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独占はこのまま続く? Amazonが当日配送にこだわる理由

7/7(金) 20:55配信

ホウドウキョク

リアル書店「Amazon Books」をオープンし、生鮮食品を扱う小売店「Whole Foods Market」を買収。いよいよリアルの世界に踏み込んできたAmazon。

独自の物流を目指す…米Prime Airのハブ空港

戦略物流専門家・角井亮一さん、投信1編集部テクノロジーアナリスト・泉田良輔さん、NewsPicks佐々木編集長の3人が、Amazonの次の一手について討論した。

Amazon自身がどんどん物流網を作っていく

佐々木:
アマゾンが独自物流網を作るという話が出てきましたが、この動きはどうみていますか?
角井:
これはもう織り込み済みで、今後彼ら自身がどんどん物流網を作っていくと思うんですよ。

アメリカではUPSが最大の宅配会社なんですが、現地の色々な通販物流センターにいくと、大体9割から9割5分がUPSで、残りがFedExという感じなんです。

実はアマゾンのUPSの割合というのはかなり低くなっています。なぜそうなっているかというと、UPSがこれ以上運べませんという状況になればFedExを使い、FedExが難しいとなれば、アメリカの郵便局を使い、それから地場の宅配会社を使い、という形でどんどん宅配業者を足していっているんです。

日本ではヤマトが苦しいという話があって、自社の配送網を使おうという話になり、いま7社使っています。しかし、実はそういった会社を使い始めたのが2015年11月、Prime Nowを始めた時なんですよ。今の状況をすでにアマゾンは先読みしているといえるんです。

佐々木:
アメリカの歴史を見ると、日本で今起きていることは全く驚きではなく、想定内なんですね?
角井:
もうちょっと先の話をいうと、ちょうど先日アメリカのシンシナティというところに行ってきたんですけど、こちらの空港を見てきました。

ちょうど行った日がアメリカのPrime Airのハブ空港の稼働初日でしたが、私はちょうどこのセンターを見た部外者では最初の人間になりました。

Amazon自身はすでに飛行機を20機もってます。しかもハブ空港を使い始めて、彼ら専用のターミナルも今後作っていきますので、こうなると日本の今の当日配送の部分というのは正直小さい話なんです。

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最終更新:7/7(金) 20:55
ホウドウキョク