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<福岡、大分上空ルポ>激しい濁流にのみ込まれたまち 土砂が道路を寸断

7/7(金) 11:25配信

西日本新聞

 濁流がまちをのみ込んでいた。激しい雨が断続的に降り続いた福岡、大分県の上空を6日、ヘリコプターで飛んだ。河川からあふれ出した泥水で、住宅地は茶色一色に。山間部では、自衛隊などのヘリが取り残された人々を必死に救助する様子が確認できた。

【動画】もの凄い勢いで濁流が道路に流れ込む様子(JA田川彦山出張所付近)

 午後3時ごろ、福岡県朝倉市。大分自動車道の朝倉インターチェンジ付近の住宅地は黄土色の水に浸っていた。水田も泥水で区切りが見えにくい。筑後川は水位が上昇し、所々で支流があふれ、無数の流木が家屋に押し迫っていた。

 厚い雲の合間から見えた同県東峰村は、一帯が激しい濁流にのまれていた。押し流されたがれき、止まったままの列車、崩落した県道52号…。土砂が道路を寸断し、孤立状態の集落があちこちにある。

 大分県日田市小野地区は、山の斜面が大きくえぐれていた。土砂が川の水をダムのようにせき止め、上流部分で川の水が氾濫している。土砂が家々を覆い、屋根しか見えない家屋もあった。

 上空は救助や状況確認のため、自衛隊や警察のヘリが飛び交っている。自衛隊のヘリがホバリングし、集落に取り残された住民を、隊員が抱きかかえながら1人ずつつり上げて救助していた。

=2017/07/07付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:7/7(金) 11:25
西日本新聞