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「下着や歯ブラシなど日用品が足りない」道路寸断、孤立次々 被害全容把握できず 九州豪雨

7/7(金) 11:30配信

西日本新聞

 今回の九州豪雨では、道路の寸断などで福岡県朝倉市、東峰村、大分県日田市などで一時孤立する集落が相次いだ。6日夜も孤立が続いている集落があるほか、まだ自宅から出られない人も少なくない。自治体は九州地方整備局や自衛隊などとも連携しながら現地入りを急ぐ。

【動画】もの凄い勢いで濁流が道路に流れ込む様子(JA田川彦山出張所付近)

 朝倉市災害対策本部によると、市内の孤立者は6日午後8時前で松末、杷木、高木の各地区で計193人。対策本部には「心臓と血圧の薬がもうない」「足をけがして動けない」などと救助を求める通報が相次いだ。消防や自衛隊が順次救助に向かっており、市幹部は「しばらく待ってほしい」としている。東峰村でも多数の孤立者が救助を待っている。

 大分県日田市によると、孤立を訴える通報は6日朝までに16件あった。一部解消されたが、小野、大鶴、東有田地区でなお孤立が続いているとみられる。福祉施設に避難中の同市の自営業男性(58)は「避難せず自宅に取り残されている高齢者も知っている」と話した。

 道路は大分県日田市の国道212号など多くの区間が通行止め。九地整などが復旧に当たっており、6日朝には国道211号の日田市の不通区間で土砂を撤去し、一部再開させた。福岡県側は復旧作業が続く。ただ、山間部を中心に被害の全容はまだ把握できていないとみられる。

 各地の避難所によると、飲料水や食料はおおむね足りているもようだが、朝倉市では「毛布が足りない」(志波小)「下着や歯ブラシなどの日用品が足りない」(杷木中)などの情報も寄せられた。

=2017/07/07付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:7/7(金) 15:31
西日本新聞