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民生委員 地域寄り添い 100周年

7/7(金) 6:08配信

カナロコ by 神奈川新聞

 民生委員制度創設100周年を記念した講演会が6日、横浜市開港記念会館(同市中区)で開かれた。同区の民生委員らが集まり、少子高齢社会で地域と民生委員に何が求められているかについて、耳を傾けた。同区民生委員児童委員協議会などの主催。

 元NHKキャスターで福祉ジャーナリストの町永俊雄さんが「福祉の心、つどい、あふれる街づくりのために」と題して講演した。

 町永さんは、「日本は超高齢社会という世界の未体験ゾーンに入っている」と説明。介護は大部分を家族が担い、大きな負担になっている現状を挙げ、「日本型福祉は、みんな結婚して子どもを2人以上もうけ、専業主婦の妻と定年まで働く夫、という前提の下にあった。それが崩れた今、地域の支えが必要」と強調した。

 さらに、55歳から84歳の人で、元気なのに働いていない人が数多くいることも指摘。「これからは『二毛作の人生』。この人たちが社会参加したら、ずいぶん違ってくるはず」と話した。

 目の前の相手に、垣根なく話してもらうためのポイントも解説した。そのうえで「民生委員は、地域のいろいろな人を懐に抱き込むことが必要。その声を聞き取る皆さんが、確かな地域福祉につなげる道筋になる」と締めくくった。