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大井ふ頭にもヒアリ 川崎港は現時点で報告なし

7/7(金) 12:12配信

カナロコ by 神奈川新聞

 東京都は6日、品川区の大井ふ頭で陸揚げしたコンテナ内から、南米原産で強い毒を持つヒアリ1匹を確認したと発表した。コンテナの積み荷は、千葉県君津市に運ばれて既に取り出されている。環境省は君津市や関係業者にも協力を依頼し、追跡調査をしている。

 都や環境省によると、コンテナは中国・広東省の港で積み込まれ、6月27日に大井に到着。30日に君津市に搬出し、積み荷が取り出された。作業中にアリは確認されておらず、刺されるなどの健康被害も出ていない。コンテナを降ろした貨物船は大井を出港後、横浜、千葉、名古屋、大阪、神戸に寄港し、台湾に向かったという。

 7月3日、コンテナ業者が大井に返却されたコンテナを点検中、内部から生きたヒアリ1匹を発見。その場で熱湯をかけて殺処分した。連絡を受けた環境省が専門家に依頼し、ヒアリかどうかの確認を進めていた。

 見つかったのは1匹で、卵やさなぎは見つかっていない。環境省の担当者は「状況から、定着の証拠はない」とみている。大井ふ頭周辺にわなを設置するなど、緊急調査を始める。

 環境省は、全国の主要7港で優先的に進めている生息調査で、7日に東京港を調べる。6日に大阪港で実施した調査では、ヒアリは見つからなかった。

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 川崎市港湾局は国土交通省の4日の要請を踏まえ、環境省の関東環境事務所(さいたま市)と対応を協議。神戸港や名古屋港でヒアリが見つかった中国航路が川崎港にもあるため、東扇島のコンテナターミナルに殺虫効果のあるえさを置く準備に入った。

 発注した物品が届き次第、アリの通りやすいコンクリート溝や植え込みに置く方針。川崎港では現時点でヒアリが見つかったとの報告はないという。