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F1オーストリアGP木曜会見:笑顔ひとつ見せないハミルトン「僕らの間に緊張なんてない」

7/7(金) 11:51配信

オートスポーツweb

 第9戦オーストリアGPの木曜FIA会見は、前戦アゼルバイジャンで騒動を起こし再聴聞が行なわれるまでに至ったセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンの当事者2人が出席するとあって、会見場はジャーナリストやカメラマンでいっぱいに。 

F1オーストリアGP木曜会見 ベッテルとハミルトンに挟まれる形となったマグヌッセン

 その2人とともに第1部に呼ばれたケビン・マグヌッセンは、会場に入るなり自分が中央に座ると知って「オレかよ!」というリアクションで隣のベッテルに席を譲ろうとして笑いを誘います。

 質問は当然ベッテルとハミルトンに集中するわけで、ベッテルは何を聞かれても基本的には神妙な面持ちで「動転して過剰反応してしまった」「僕は過ちを犯した」と自らの非を認める発言に終始。

 これに対してフロアのジャーナリストたちからは「どうして謝罪するのにそんなに時間がかかったのか?」と厳しい質問がぶつけられるものの、ベッテルは「君の電話番号もみんなの電話番号も知らないからね(苦笑)」と笑いを取りつつ「まずルイスと話すべきだしFIAのヒアリングで尋ねられて自分の見解を述べたまでだ」と自身の考え方を語りました。

 ベッテルの「ぶつけるつもりはなかった」という発言に対して「でもやったじゃないか」と鋭い突っ込みを入れた記者もおり、「彼のマシンを傷つけるつもりだったわけじゃない」とベッテルが反論するとさらに「しかし……」と議論になりかけたところでFIA広報担当が「すみません、これは1対1のインタビューじゃありませんから!」と2人をなだめる場面も。



 一方でハミルトンは、ベッテルからの謝罪を受け容れるとしながらも「起きたことへの意見(見方)は変わっていない」とやや不満げな表情も。

 しかし「僕らの間に緊張なんてない。あなたたちが勝手にそう思っているだけでしょ?」と語るなど、口数が少なくどんな質問にも素っ気ないという、不機嫌なときのハミルトンそのものの態度は、ベッテルへの怒りからか、いつまでもこの件を蒸し返そうとするメディアに対する怒りからなのか……。

 その後もベッテルとハミルトンを中心に質疑応答は続き、折を見て司会者が「ケビンは何か付け加えることは?」などと振るたびに迷惑そうな顔をするマグヌッセンと、笑いに包まれる会場。

 最後には「今年のチャンピオンになるのはあなたの右と左どっちの人だと思いますか?」という質問まで飛び出しましたが、「分からないよ」と素っ気なく答えて終了。

 そんな瞬間にも笑顔ひとつ見せないハミルトン。不機嫌なハミルトンと、リラックスした口調で語るベッテルという、なぜか対照的な様子の2人。いずれにしても、両者ともメディアによる過剰な騒ぎ立てを嫌い、この件をさっさと終わらせて次に進みたいと考えているのは明らかでした。

[オートスポーツweb ]