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全日本F3:2018年からF3-N車両はダラーラF312シリーズ+VWエンジンの組み合わせに

7/7(金) 17:21配信

オートスポーツweb

 全日本F3選手権を運営する日本フォーミュラスリー協会は7月7日、2018年からF3-Nの使用車両をダラーラF312世代に一新するとともに、コントロールエンジンとしてフォルクスワーゲンA18-CNエンジンを採用すると発表した。

【18年から使用されるフォルクスワーゲンA18-CNエンジン】

 若手の登竜門カテゴリーである全日本F3では、2008年からF3参戦への門戸を広げるべく、旧式となった車両とトヨタ-トムス3S-GEをコントロールエンジンとしたF3-Nクラスを設定。低コストでのF3参加を実現し、日本独自のシステムとして、多くのドライバーがF3-Nから育ってきた。

 現在もF3-Nはそのままシリーズとして設定されており、現在は直線スピードに秀でるダラーラF306、またはF308等が使用されているが、現行規定にあたる“J項車両”はパワー、スピード、安全性ともF306等のマシンから比べると大幅に向上しており、混走するF3-Nについても一層の安全性とパフォーマンス向上が急務とされていた。

 これらの状況を鑑み、日本フォーミュラスリー協会では新たなF3-N車両の検討を重ねた結果、2018年からシャシーが2016年までのJ項車両であるダラーラF312シリーズに刷新されることになった(現在の2017年J項車両のローノーズに対し、16年までのハイノーズ車両がこれにあたる)。

 また、エンジンについても、これまでのトヨタ-トムス3S-GEから、新たにヨーロッパのF3でかつて使用されていたフォルクスワーゲンエンジンをパワーアップさせ、コントロールエンジンとして使用されることになった。フォルクスワーゲンA18-CNというこのエンジンは、F3-N専用にオリジナルパーツを組み込み、指定チューナーであるコックスの管理のもと供給。約220PSを発生するという。

 新しいF3-N車両は独メガライン社製のパドルシフトが採用される(現行F3-Nはシーケンシャル)ほか、ボッシュMS5.8 ECU&ロガー、またブレーキ、クラッチ等はコントロールパーツ制を継続。ダンパー、キャリパー等は車両純正を使用するなど、さまざまなコスト抑制策が検討されている。

 これまで使用されていた車両を有効に活用できるF3-Nは、近年もスキルを磨きたいジェントルマンドライバーをはじめ、多くのドライバー/チームが活用している。新たなF3-N車両の導入で、今後さらなるエントラント増加を期待したいところだ。

[オートスポーツweb ]