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働く女性を応援 和歌山県、「企業同盟」発足へ

7/7(金) 17:01配信

紀伊民報

 和歌山県は、女性が働きやすい職場づくりや仕事と育児の両立、結婚や育児の希望を尊重できる環境整備の機運を盛り上げるため、取り組みを推進する企業を集め「女性活躍企業同盟」と「結婚・子育て応援企業同盟」を発足させる。全国初の試み。仁坂吉伸知事は「企業同盟はみんなの気持ちを変えていく道具」とし、多くの企業の参加を呼び掛けている。

 県によると、職場での男女差別禁止や仕事と家庭の両立を支援する法整備が進んでいるが、全国では約半分の女性が第1子出産を機に離職しているという。また、県内の生産年齢人口(15~64歳)は2015年時点で54万6千人いるが、40年には3割以上減の36万5千人になると見込まれる。これらのことから、女性が結婚や育児と両立し、職場で継続して活躍できる環境づくりを盛り上げたいとしている。

 各「同盟」では、参加企業同士意見交換をしたり、セミナーを開いたりする。参加企業から選ばれた幹事が、活動内容を企画立案し、リーダー的役割を担う。また、有識者が「アドバイザー」として、活動内容への助言や参加希望企業の要件確認などをする。

 「女性活躍」の参加要件は、「働く女性の活躍を応援する企業」を宣言し、法に規定する育児・介護休業や時間外労働制限、労働時間の短縮などの規定を整備し、就業規則に明記▽有給休暇の取得促進や残業時間減の取り組み▽継続就労への不安解消やハラスメント対策の相談窓口設置を全従業員に周知していることなど。

 「結婚・子育て」は結婚や育児を希望する社員が安心して充実した生活ができる企業であると宣言し、育児休業取得社員の仕事が他社員の過大負担とならない環境整備▽結婚や育児休業からの復帰の際、配属先などの希望を尊重▽育児休業取得や復帰への不安、ハラスメントの相談窓口設置を全従業員に周知、などが参加要件となる。ただ、個人の多様な生き方を尊重するため、結婚出産を奨励する考え方は採用しない。

最終更新:7/7(金) 17:01
紀伊民報