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トルコの地方行政官が串本町訪問

7/7(金) 17:01配信

紀伊民報

 国際協力機構(JICA)北海道が主催している「地域開発に係る地方行政官の能力開発プロジェクト」で来日中のトルコの地方行政官12人が6日、和歌山県串本町を訪れた。田嶋勝正町長と懇談した一行は、トルコ軍艦エルトゥールル号が遭難し、亡くなった軍人の魂を町民が長く守っていることに感謝の言葉を述べた。

 トルコでは地域格差の是正が大きな課題で、各地域の資源や特色を生かした地域開発ビジョンが必要だという。そのためには、県知事や郡長として地方を統治するトルコの内務省地方幹部行政官の能力向上が不可欠であることから、知見を深めようと、このプロジェクトに参加した。

 研修は、公益財団法人「はまなす財団」(札幌市)がJICA北海道から受託して実施しており、国土交通省北海道開発局が協力している。期間は3~21日で、北海道を中心に、日本の行政構造や地域開発の考え方と事例、取り組みなどについて学んでいる。

 6日は、トルコと縁の深い串本町を視察に訪れた。同町串本の町役場本庁では、町職員が日本とトルコの国旗を持って出迎えた。

 一行のリーダー、イスタンブール県副知事のアクギュン・ジョラヴさんは「温かくお迎えいただき、驚いた。皆さんがここで遭難した軍人たちを守っていただいていることに対し、感謝の意を表したいと思い訪れた。長い期間、亡くなった人たちの魂を見守ってくださり、努力があったことと思うし、それが友好の要になっていると思う。より、強い形で継続していけることを願ってやまない。2週間ほどいろいろな所を訪問して研修するが、今日は心に残る大事な日だ」と述べた。

最終更新:7/7(金) 17:01
紀伊民報