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メルケル首相、トランプ氏封じのG20声明準備-気候変動に極力触れず

7/7(金) 4:09配信

Bloomberg

20カ国・地域(G20)首脳会議の議長を務めるドイツのメルケル首相は、気候変動の話題をできるだけ避けることで、G20を重要な環境問題の目標に向けて一つにまとめようと努力している。共同宣言の草案で明らかになった。

ブルームバーグが閲覧した原段階の草案では、米国がパリ協定の離脱を決めたことに留意しつつ、イノベーションや持続的成長、競争力といった比較的議論が円滑に進みそうな議題について協力を約束するものになっている。

地球の温暖化を抑制する取り組みであるパリ協定について、トランプ米大統領は6月に離脱を決定。それ以降、気候変動の問題はG20首脳会議でもめることが特に予想される議案となっている。トランプ氏は気候変動の問題に関する科学的根拠を疑っており、中国が作り上げたでたらめだと示唆したこともある。

気候問題で英政府のアドバイザーを務めたことのあるニック・メイビー氏は、「トランプ氏を封じ込め、刺激しないことを狙った内容だ」と指摘。現在は政策研究グループのE3Gを運営する同氏は、「文言からはトランプ氏が孤立していることが受け止められるが、多少の尊厳は残してあるようだ」と続けた。

原題:G-20 Seeks to Contain Trump by Avoiding Mentions of Climate (2)(抜粋)

Peter Martin, Jess Shankleman

最終更新:7/7(金) 4:09
Bloomberg