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高校野球福岡大会、開会式中止に…部員親族が行方不明の学校も

7/8(土) 6:04配信

スポーツ報知

 九州北部では7日も局地的に非常に激しい雨が降り、被害が拡大した。夏の高校野球の福岡大会は8日の開会式(北九州市民球場)の中止が決定。開幕カードも9日に球場を変更して行う。

 九州豪雨の影響が、夏の高校野球にも波及した。福岡県高野連は福岡県東部にある北九州市民球場で8日に開催予定だった夏の福岡大会開会式の中止を決定した。同日に同球場で予定されていた浮羽究真館―三池の開幕戦は、9日に福岡県西部の小郡市野球場で行う。

 北九州市民球場がある北九州市は、河川氾濫の恐れがあるとして一時、市内の約2万3000世帯、約4万9000人に避難指示を出した。同高野連によると例年、雨天時に開会式を行う近隣の屋内施設「北九州メディアドーム」は現在避難所として使われており、担当者は「物理的にも難しいし、避難指示が出ている地域に人を集めるわけにはいかない」と説明した。

 また、被害が激しい地域の加盟校からは、交通網が寸断されたことなどを理由に「参加を辞退したい」という連絡も入っており、開会式中止決定の理由となった。

 県内の各校にも被害は及んでいる。開幕戦に登場するはずだった浮羽究真館は、うきは市にあり、野球部では親族が安否不明となっている部員がいるという。他校でも自宅が損壊し避難所で過ごしている部員もいる。被害の大きい朝倉市に学校がある朝倉―朝倉光陽戦の試合日時は、9日(大牟田延命球場)から10日(小郡市野球場)に変更された。

 福岡以外に豪雨被害を受けた大分、熊本両県の高野連によると大会日程に変更はないが、夏の甲子園切符を懸けた大一番を前に、関係者が対応に追われている。

 ◆浮羽究真館高校(うきはきゅうしんかんこうこう)福岡県うきは市にある男女共学の県立普通高校。2005年に浮羽高校と浮羽東高校が合併して現在の校名となる。校訓は「立志 錬磨 不愧」。野球部は、夏の甲子園福岡県大会では12年に2勝して3回戦に進出して以降は4年連続で初戦敗退中。甲子園出場経験はない。

 ◆朝倉高校と朝倉光陽高校 両校とも朝倉市内にある男女共学の公立高校。朝倉高校は100年以上の歴史がある。朝倉光陽高は08年設立。両校は大分自動車道を挟み、約15キロ離れている。ともに甲子園出場経験はない。

最終更新:7/8(土) 6:04
スポーツ報知