ここから本文です

家康凱旋を模した熱い音色8月14・15日 <下田太鼓祭り-八幡宮例大祭->

7/8(土) 10:10配信

伊豆新聞

 下田港に近い下田市の旧町内に400年余りも続く夏の行事「下田太鼓祭り」が8月14から2日間、開催される。

 江戸時代、下田は東西の海上交通の中継点で、幕府によって下田奉行が置かれた。しかし戦国時代の波をかぶった下田は疲弊。2代奉行・今村伝四郎正長は、下田の民が元気になり、一丸になれるようにと、大坂夏の陣に勝利した徳川家康が大坂城(大阪城)に入城したときの、戦争終結、平和到来を告げる陣太鼓を伝え、地元の守護神・下田八幡神社例大祭の行事として地元の人たちにより受け継がれてきた。

 初日は神社から、2メートルの棒の先にそれぞれ榊(さかき)、矛(ほこ)、四神(ししん)をつけた小神輿「道具」を若い衆がかつぎ、肉襦袢を着た「中老」がかつぐ800キロの「神輿」、人形飾りを乗せた山車「太鼓台」が出発、台の後を太鼓、三味線、笛の演奏をしながら町内を進む。

 要所にさしかかると、道具を組み合わせ、アーチ状の「太鼓橋」を作る。道具進行の掛け声で11基の道具が一列に並んで、横棒をロープでつなぎ、号令に合わせて一気に押し上げて、美しい半円が現れると、観客から拍手が湧く。祭りの花形で、2日間に14回披露される。

 なまこ壁や昔ながらの家並みが残る旧町内を進む行列はカラフルで、夜は提灯(ちょうちん)をつけた太鼓台も趣がある。道具、神輿は2階から見下ろしてはならないとされ、下田の人たちが今も、下田奉行の精神を受け継いでいることを示している。

◆開催日/2017年8月14・15日

◆静岡県下田市旧町内・下田八幡神社

◆問い合わせ/0558-22-1531(下田市観光協会)

※駐車場あり備考御神輿・太鼓台などにより交通規制があります。

最終更新:7/8(土) 10:10
伊豆新聞