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御嶽海、新関脇初日は横綱・稀勢の里…過去5戦全敗

7/8(土) 6:04配信

スポーツ報知

 大相撲名古屋場所(9日初日・愛知県体育館)で新関脇・御嶽海(24)=出羽海=が、初日から大きな壁に挑む。日本相撲協会は7日、名古屋市中区で取組編成会議を開き、初日、2日目の取組を発表。御嶽海の初日は横綱・稀勢の里(31)=田子ノ浦=に決定した。本場所では当日の朝まで対戦相手を事前に知らないようにするのがルーチン。いきなり過去5戦全敗の横綱に挑戦する。

 御嶽海の柔和な表情がきっと引き締まった。新関脇として臨む名古屋場所。初日の相手について質問しようとすると「当日まで知らないのがルーチンだから(言わないで)」ときっぱり。番付を駆け上がってきたホープの大事な儀式だった。「いつから? 入門してからずっと。初日以降はまちまちだけどね。相手は誰でも構いません」。胸を張って答えた同時刻、初日の相手が過去5戦全敗の稀勢の里に決定した。

 4横綱の中で、唯一白星がないのは稀勢の里だけ。不戦勝で1勝している白鵬(32)=宮城野=と並び「上位陣の中でも2人は別格。苦手な分野の相手」と分析する。内容は場所を追うごとに良くなっているがあと一歩。「毎場所新しいことを試しているけど、ことごとく失敗してる」。今場所対戦する際のイメージは出来ているが「それをさせてくれるかどうかなんだよね」。それだけ壁は厚い。

 今場所の個人指定懸賞は102本と関脇以下では最多になった。次期大関候補とされる期待を感じつつ「(上への)欲がないって言ったらウソになるけど。今やるべきことがあるから」と淡々。一方で新大関・高安(27)=田子ノ浦=が昇進を決めた後、居ても立っても居られず電話をした。多忙を極める新大関は出られなかったが、代わりに「すぐに追いつきますから」とLINEでメッセージを残した。ドライな受け答えの裏には、熱い決意を隠している。

 小結で2場所連続で勝ち越すなど力は十分ある。大関昇進の目安3場所合計33勝を目指すにはあと2、3勝の上積みが必要。稀勢の里は越えねばならない壁になる。「ちゃんと自分の相撲を取れたら勝てる。チャンスがあれば逃さないって感じかな」

 一方の稀勢の里は長久手市の部屋で四股やすり足などを入念にこなし調整。報道陣の取材には応じず、既に臨戦態勢に入った。いきなり迎える大一番。初日の朝、相手を知っても御嶽海は驚かない。

 (秦 雄太郎)

最終更新:7/8(土) 7:52
スポーツ報知