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ポルシェ、50%を電気自動車に CEOが「2023年までに生産台数の半分をEVに」と発言

7/8(土) 17:10配信

ZUU online

ポルシェのオリバー・ブルームCEOが「2023年までに、年間生産台数の50%を電気自動車(EV)にする」 という意向を表明した。

「2種類のEV(ミッションEとマカン)を、ドイツのツッフェンハウゼン工場で年間6万台製造する」計画だというが、目標の数字を達成するためには生産台数そのものを2倍に増やすか、あるいは新たなEVを組み込む必要性がでてくるものと予想される。

■高速充電システム、航続距離などで「モデルS」に対抗

かつて「パフォーマンスがポルシェ愛用者の期待水準に満たない」とEVを軽視していたポルシェだが、2015年にフランクフルト・モーターショーでコンセプトカーとして発表した「ミッションE」 の開発を皮切りに、突如として加熱するEV開発競争に参入した。

2019年の発売が予定されているポルシェ初のEV「ミッションE」は、0-100km/hを3.5秒で加速、15分で80%の高速充電が完了する「800ボルト・チャージング・システム」 の搭載などを目指すなど、「ミッションE」がテスラの「モデルS」に対抗しうる、次世代自動車になることは間違いないなさそうだ。

欧州の燃費測定方法であるNEDC(新欧州ドライビング・サイクル)に基づくと「一回の充電で500kmを超える航続距離」という。

しかしブルームバーグが報じた「NEDCによる検査値が実際の路上走行時より平均40%も誇張されている」とのT&E(トランスポート・アンド・エンバイロメント)の調査結果 を考慮し、「実際は250kmを上回る程度ではないか」との意見も聞かれる。

EVの中では最高の推定航続距離(613km)を誇るテスラの「モデルS」も、燃費測定はNEDCによるものだ。それを踏まえると、250km強という数字は決して悪いものではないのだろう。

■目標生産台数を埋めるのは新たなEVの可能性も?

ブルームCEOのポルシェの未来を大きく左右する驚きの発言は、ドイツのビジネス情報誌、マネージャー・マガジンの取材で語られたものだ。

ポルシェはほかにも、同社のベストセラー「マカン」をベースにしたEVを登場させる予定 だというが、「今後6年以内に生産台数の半分をEVに移行」という計画は、早くからEVや自動運転車の開発に取り組んでいたライバル企業よりもはるかに規模が大きく、早急という印象すら受ける。

2016年11月に公表された「ミッションE」の年間目標販売台数は2万台 (Automobilwoche より)。「ミッションEとマカンを年間6万台生産する」そうだが、ポルシェの2016年の販売台数(23万台)に基づいて算出すると約4分の1である。ブルームCEOのターゲットを満たすためには、その2倍の台数を生産する必要がある。

徐々に2種の生産台数を増やす意図なのか、あるいはほかのモデルのEV版の開発・生産を視野に入れているのか、その辺りの詳細は現時点では明らかになっていない。

2018年から2019年にかけて発売が予定されているEV では、ほかに日産「リーフ新型」、アウディ「e-tron 」、BMW「i5」、ジャガー「I-PACE」、メルセデスベンツ「EQ」などがある。

大手自動車メーカーだけではなくIT企業も参入し、EVや自動運転車の開発競争が繰り広げられている現在、性能やデザインで突出しているだけではなく巧妙な販売戦略や長期的な展望が勝敗の決め手となりそうだ。(アレン・琴子、英国在住フリーランスライター)

ZUU online

最終更新:7/8(土) 17:10
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