ここから本文です

太田川、馬込川の洪水浸水域見直し 「千年に1度」上回る想定

7/8(土) 8:26配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県は7日、水防法改正を受けて見直した太田川水系と馬込川水系の洪水浸水想定区域を公表した。見直し後の区域は、千年に1度の確率で降る雨量を上回る最大規模の想定。50年に1度の大雨を前提にした従前と比べて太田川水系は約40%、馬込川水系は3%区域が広がった。

 想定最大規模の浸水区域面積は、原野谷川と敷地川を含む太田川水系1万390ヘクタール、芳川を含む馬込川水系4028ヘクタール。関係する市町は、太田川水系が磐田、掛川、袋井市と森町で、馬込川水系は浜松市のみ。新たな想定は水系ごと浸水区域と浸水深、浸水継続時間を地図データで示した。堤防が決壊した場合と、河岸浸食で川幅が広がった場合に分け、各水系で浸水深と流速から家屋倒壊の危険がある区域も指定した。

 大井川や狩野川など、県内で国が管理する1級河川は2016年度までに洪水浸水想定区域の見直しを完了済み。県管理河川のうち、見直しが必要なのは今回の2水系5河川を含めて47河川で、県は21年度末までに全河川の完了を目指す。

 流域の各市町は県と国から詳しいデータの提供を受けて今後、避難場所や避難経路などを加えたハザードマップの作成に取り組む。県河川企画課は「新たな想定は地域住民が事前に自分が住む場所の危険性を確認し、大雨時に適切な避難行動を取るために有効。市町との連携で周知を進めたい」との姿勢を示した。

 今回公表した太田川水系と馬込川水系の洪水浸水想定区域は県のホームページに掲載済みで、14日以降は県地理情報システム(GIS)でも閲覧できる。

静岡新聞社