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モンゴル大統領選、野党候補・バトトルガ氏が勝利宣言

7/8(土) 9:51配信

朝日新聞デジタル

 任期満了に伴うモンゴル大統領選の決選投票が7日あり、最大野党・民主党推薦の元工業・農牧業相バトトルガ氏(54)が8日未明、勝利宣言した。開票作業はほぼ終わり、優勢とみられていた与党・人民党党首で国民大会議(国会)議長のエンフボルド氏(52)を大きくリードしている。

 モンゴル中央選挙管理委員会によると、当日有権者数は約198万人で、投票率は60・41%。8日午前7時(日本時間同8時)現在でバトトルガ氏約61万票、エンフボルド氏約49万票となっている。近年政治家の汚職疑惑が相次ぎ政治不信が高まっているためか、白票も約10万票に上っている。

 バトトルガ氏は「モンゴルから輸出するすべての資源は中国に流れている」などとして、輸出額の約8割が中国向けという貿易構造の改善や自国産業の発展などを訴えた。エンフボルド氏は国会議席の8割以上を占める与党推薦候補として、政権運営の安定性をアピールしたが、財政緊縮策への不満や汚職疑惑などから支持が広がらなかった。

 モンゴル大統領の権限は弱いが国会に対して拒否権を持っており、バトトルガ氏が当選すれば経済・財政の立て直しを進める人民党の政権運営に影響を与える可能性もある。(瀋陽=平賀拓哉)

朝日新聞社