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「パレスチナの世界遺産」登録にイスラエル猛反発

7/8(土) 10:42配信

朝日新聞デジタル

 ユネスコ(国連教育科学文化機関、本部・パリ)は7日、ヨルダン川西岸地区にあるパレスチナ自治区のヘブロン旧市街を世界遺産に登録すると決めた。イスラム教とユダヤ教の共通の聖地を擁する場所だが、パレスチナ(の遺産だ)と分類しており、イスラエルが強く反発している。

 ポーランド・クラクフで開かれている世界遺産委員会で、緊急案件として審議されて登録が決まった。ヘブロンには、イスラム教で「イブラヒム・モスク」、ユダヤ教で「マクペラの洞窟」と呼ばれる史跡などがあり、ユネスコは、キリスト教も含めた「三つの宗教の巡礼の地となっている」などと説明。紛争や災害からの保護が必要な「危機遺産リスト」にも入った。

 イスラエルのネタニヤフ首相は「ユネスコの新たな妄想的な決定だ」と猛反発し、国連への拠出金を100万ドル(約1億1400万円)減らすと決めた。マクペラの洞窟は、ユダヤ教徒にとってはアブラハムらユダヤ人の祖先の墓があるとされ、ユダヤ教徒との関わりが考慮されていないとしている。

朝日新聞社