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【ウィンブルドン】2回戦敗退の杉田祐一、ハードコート・シーズンに向けクレーで“仙人流調整”

7/8(土) 7:05配信

スポーツ報知

◆テニス ウィンブルドン選手権第4日 ▽男子シングルス2回戦アドリアン・マナリノ3(6―1、5―7、7―6、6―2)2杉田祐一(6日、英ロンドン)

 【ロンドン6日=大和田佳世】男子シングルス世界ランク44位の杉田祐一(28)=三菱電機=が2回戦で敗退した。前哨戦アンタルヤ・オープン決勝の再戦となったアドリアン・マナリノ(29)=フランス=との対戦に、体力が尽きフルセットで敗れた。8月28日に開幕する全米オープンに向けて本格化するハードコートシーズンへ、クレー(赤土)での試合を挟む“仙人流調整”で臨んでいく。

 杉田が体力も、気力も出し尽くてウィンブルドンを去った。「出し切った感じ。エネルギーが残っていなかった。アドレナリンも出てこなかった」。3時間33分の戦いに全てを注ぎ込み、声にも力がなかった。

 11日間で7試合目の過酷日程。ラリーをしてもエンジンがかからなかった。第2、3セットは無理やり「リミッターを外して」奪い返した。第4セット開始前に、いらだつマナリノがボールパーソンに肩でぶつかり警告を受け、プレーせずに最初のポイントを得た。審判に猛抗議する相手を横目に「引き離したい」と3度のブレイクチャンスを作ったが取り切れず。途中から両足がけいれんし、ショットの精度は落ち、挽回する体力は残っていなかった。

 得意の芝シーズンでツアー初優勝を果たし、4大大会29回目の挑戦で1勝をつかんだ。激動の数週間で「ベストなプレーを出せば、かなりの選手に勝てる」自信も得た。昨年末に112位だった世界ランクは44位まで急上昇。ポイントを稼ぐために下部大会を回っていた時間を減らし、トレーニング時間に充てられるようになるメリットは大きい。

 シードを射程圏に入れ、全米オープンに向かって北米中心のハードコートシーズンが始まるが、クレー(赤土)大会に2週続けてエントリーした。「芝だと流れの中でポイントが取れることが多い。僕の生命線は自分から攻撃すること。ゲームを作らないといけないクレーを挟むことで、ハードにも生きてくるのかな」

 休養との兼ね合いになるが、今季ツアー本戦出場のないハードコートで準備をするのではなく、クレーコートでの調整を選択。錦織に「仙人みたい」と言われた、杉田らしい独特の考え方で今季最後の4大大会へ準備を進めていく。

最終更新:7/8(土) 7:55
スポーツ報知