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【巨人】7月7日は長野の日!打率4割超“七夕男”が今年も猛打賞

7/8(土) 5:04配信

スポーツ報知

◆阪神1―5巨人(7日・甲子園)

 巨人は投打がかみ合い、阪神に快勝した。初回、長野のヒットを足掛かりに計4本の単打を集めて2点を先制。長野は7回にはダメ押し弾も放った。長野と坂本勇が猛打賞、阿部が復帰後初適時打と、打つべき人がきっちり仕事を果たした。8回4安打1失点で7勝目を挙げたマイコラスも、5回先頭で二塁打を放つなど投打で奮闘した。

 独特の感覚が懐かしかった。ため息と悲鳴が入り交じりながらも、静まりかえる甲子園。その中心を、長野はゆっくりと一周した。「甲子園でホームランを打ったのは久しぶりじゃないですか?」。2点リードの7回1死、藤川のスライダーをとらえた。15年7月20日以来、約2年ぶりとなる敵地での一発。勝負を決めるには十分だった。

 7月7日の七夕は、背番号7の舞台だった。初回先頭。小野の内角145キロを強烈なゴロで中前へはじき返し、先制点をアシスト。2回2死では二塁内野安打を放った。猛打賞は今季6度目。それでも5回無死二塁、低めフォークを引っかけて投ゴロに倒れた場面を振り返り、「走者を二塁から三塁へ進めることができなかった。今日はホームランより、反省の方が大きいです」と唇をかんだ。

 一気に数字を上げてきた。1か月前は2割2分前後だった打率は、2割7分4厘になった。調子が上がらなかった春先、14年オフに手術した右膝の状態が思わしくなかっただけでなく、実は体全体が悲鳴を上げていた。チームスタッフは「膝や肘だけでなく、首痛や股関節痛にも悩まされていたようです」と証言する。試合が終われば、アイシングで全身氷づけになるような毎日だった。

 フォームを崩し、成績は悪化し続けたが、言い訳も弱音も吐かなかった。「『どんな状況でも試合に出続ける』とか『レギュラーで戦うためには逃げ場はない』というのは先輩たちに教わったので」。阿部や村田だけでなく、後輩の坂本勇にしても、どこかしらに痛みを抱えながら歯を食いしばってグラウンドに立っている。2軍での再調整を志願するのは簡単だったが、それは逃げだと首を振った。「打てないのは自分の技術の問題」。バッシングを浴びようが、それを受け止め、復調の糸口を探した。

 初回は長野の安打を坂本勇がつなぎ、村田は三塁へのボテボテのゴロを全力疾走で決勝打となる内野安打にした。前夜の広島戦では4番に入り、2打点をたたき出し、好調をキープする。その村田に代わって4番に入った阿部も5回にタイムリーを放つなどマルチ安打。長野、坂本勇、村田、阿部が効果的に計9安打し、阪神を沈めた。

 前半戦ラスト9連戦は3勝1敗。高橋監督は「何とかチャンスで一本というところで、ああやって勝負強く打ってくれると、こちらのペース、展開に持っていける」と評価した。長年チームを引っ張ってきた主力の4人。そろって力を発揮すれば、勝てないはずがない。(尾形 圭亮)

最終更新:7/8(土) 7:42
スポーツ報知