ここから本文です

福原-山中の日本人対決が実現…さらなる日本人対決を

7/8(土) 14:00配信

デイリースポーツ

 ボクシングWBO世界ミニマム級タイトルマッチが8月27日に熊本県芦北町民総合センターで行われ、同級王者の福原辰弥(28)=本田フィットネス=に、同級1位の山中竜也(22)=真正=が挑戦する。

 福原は2月の暫定王座決定戦に判定勝ちを収め、熊本のジム初の世界王者となった。その後、高山勝成が引退を表明したため正規王者に就いた。対する山中はプロ17戦目の世界初挑戦に「今思うと早かった。自分としてはベスト」。1週間後の9月3日には同ジムのWBA世界スーパーバンタム級王者の久保隼(27)=真正=が初防衛戦を控えるだけに、「チャンピオンになって久保さんにつなげたい」と拳を握った。

 世界戦の日本人対決は16年12月のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで王者・井上尚弥に河野公平が挑んで以来となり注目が集まる。現在、日本人の世界王者は10人を数え(日本ジム所属は11人)、ライトフライ級には田口良一(WBA)、拳四朗(WBC)田中恒成(WBO)の3人。フライ級には井岡一翔(WBA)、比嘉大吾(WBC)。スーパーバンタム級には久保隼(WBA)小国以載(IBF)と、同一階級に複数の王者が就いている。

 5月20日に初防衛を果たしたWBO世界ライトフライ級の田中恒成は試合後のリングでWBA世界同級王者の田口良一に挑戦状を叩きつけ、田口も受けて立つ構えだ。両陣営の交渉次第だが、7月23日に田口が6度目を防衛に成功すれば、日本人同士の統一戦に向けた機運が一気に高まる。

 WBC世界フライ級王者の比嘉大吾も所属ジムの具志堅用高会長がWBA世界同級王者・井岡一翔との統一戦実現に意欲的で、WBA世界スーパーバンタム級王者の久保はIBF世界同級王者・小国との対戦を熱望して止まない。

 過去には薬師寺保栄-辰吉丈一郎(WBC世界バンタム級)や畑山隆則-坂本博之(WBA世界ライトフライ級)、最近でも井岡一翔-八重樫東(WBC・WBA世界ミニマム級統一戦)など日本人同士の世界戦では名勝負が繰り返されてきた。

 福原-山中戦のように一方が挑戦者の場合ならまだしも、王者同士の統一戦となれば敗れた側の失うものはあまりにも大きいし、試合を放映するテレビ局の事情や試合会場の綱引きなど、実現への壁はいくつも存在するだろうが、日本人対決が盛り上がることは間違いない。さらなる実現を願うばかりだ。(デイリースポーツ・山本直弘)