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イチロー、カルー超えの3054安打!外国人選手史上最多

7/8(土) 7:05配信

スポーツ報知

◆カージナルス4―3マーリンズ(6日・セントルイス)

 マーリンズのイチロー外野手(43)が6日(日本時間7日)、敵地・カージナルス戦で「7番・右翼」でスタメン出場し、3打数2安打。メジャー通算3054安打とし、パナマ出身でかつてツインズ、エンゼルスで活躍したロッド・カルー(71=3053安打)を抜いて歴代23位、米国出身選手以外では歴代単独トップとなった。

 イチローが、また新たな伝説を作った。2回1死に本格派右腕のワカから左前打を放つと、8回無死では左腕・セシルから中前へ打ち返した。7試合ぶりスタメンで4月19日のマリナーズ戦以来、今季2度目のマルチ安打を記録し、歴代23位の通算3054安打。パナマ出身で首位打者7度獲得したR・カルー(3053安打)を超え、米国以外の出身者では史上最多となった。

 「誰の記録かということが重要。選手としてすごかった人はいっぱいいるけど、(引退して)時間がたってからでも『この人すごいな』と思える人はなかなかいないですからね。そこ(米国外出身では最多安打)はそれよりも重要ではない」

 パナマ出身の安打製造機に敬意を込めるのには理由がある。マリナーズ時代にも会話をし、3000安打達成が目前に迫った昨季中にはカルー直筆の手紙を受け取った。

 「手紙をもらったり、実際にお会いした時もすごく僕のことを気に掛けてくれている空気が伝わってきた。ちょっと王さん(ソフトバンク球団会長)に通じるものが僕の中ではあって、そういう意味で特別な記録だった」。同じ時代にプレーしたわけではないが、野球人として“カルー超え”は格別だったという。

 今季は代打中心の起用。開幕から打率1割台と低迷したが、1か月ほど前からスタンスを狭め、6月以降は中堅から左翼方向への打球が増加。らしい打撃は戻りつつある。スタメン出場については「そりゃ、機会があればどうにだってしますよ」とイチロー。通算1406盗塁などで「史上最高のリードオフマン」と評されるR・ヘンダーソンにあと1本。尊敬するカルーを超え、新たな金字塔へスタートを切る。

 ◆アの首位打者は「R・カルー賞」カルーという男

 カルーは、パナマ生まれの俊足巧打の内野手。67年ツインズ昇格時は二塁手だったが、76年以降は一塁に回った。クラウチングスタイルの左打席から、柔らかいバットさばきで広角に安打を放ち、4年連続を含め7度の首位打者を獲得。通算打率3割2分8厘は、第2次大戦後生まれの打者ではT・グウィン(3割3分8厘)に次ぐ2位。77年には自己最高の3割8分8厘をマークし、ア・リーグのMVPに輝いた。功績をたたえ、アの首位打者は「ロッド・カルー賞」と呼ばれる。

 通算353盗塁と俊足の持ち主でもあり、69年の年間7度など通算17度のホームスチールも決めている。オールスター戦はデビュー1年目から18年連続出場。エンゼルス在籍時の40歳で2割8分を打っていたが、当時のメジャー全体の若返りムードもあって、余力を残しながらユニホームを脱いだ。昨年、元NFL選手からもらい受けた心臓の移植手術に成功したことで、再び脚光を浴びた。

最終更新:7/8(土) 7:05
スポーツ報知

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