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【ウィンブルドン】錦織まさか!勝負所で集中欠き今年も8強ならず

7/8(土) 5:04配信

スポーツ報知

◆テニス4大大会第3戦 ウィンブルドン第5日 ▽男子シングルス3回戦 バウティスタ3―1錦織(7日、ロンドン・オールイングランド・クラブ)

 錦織がまさかの3回戦敗退を喫した。日差しが突き刺さり、風もなく、焼けるような暑さのスタンドから何度も日本語で「頑張れ~」と飛ぶ声援も、後押しにならなかった。手堅いプレーの相手を突き崩せず、最後はバックハンドが外れて力なくうつむいた。「すごく残念」。3時間を超える打ち合いで根負けした。

 第1、2セットで8度もブレイクチャンスを作りながらものにできず。セットを落とし「ブレイクポイントが取り切れなかった。それが一番ストレスのたまる戦いの原因になった」。第3セットは10度目となったブレイクチャンスを初めてものにして盛り返したが、第4セットは2―0のリードを守れず、コート後方のシートにラケットを投げつける場面も。131年目を迎えた芝コートの伝統に敬意をはらったのか、地面に叩き付けるのは思いとどまったが、第8ゲームで2本連続のダブルフォルト。イライラと焦りのなかで、万事休した。

 ミスが少なく、フォアの強打が好調な相手に振り回された。「フラットに低く伸びるボールを打ってくるので攻めにくかった」と振り返った。主導権を握りたいラリー戦で優位に立てず、ミスをするのは錦織の方。ネット手前に落としたドロップはうまく拾われ、逆に際どいコースへ返された。サーブも数字上は第1サーブ確率60%と悪くないが「入らないといけない場面で入らない」と自分で自分を苦しめた。

 過去2年は前哨戦からの負傷を引きずり棄権に終わった。今回も大会前に腰を痛めていたが「体調は全く問題なかった」と腹部に施したテーピング以外、気がかりな点も見られなかった。4大大会通算100試合目を、日本男子大会最多となる14勝目で飾れず「この芝のコートでいい結果、いいプレーができずに負けて残念」。8強、そして4大大会優勝へ壁を破るには何が必要なのか。分からないまま、今年も芝の聖地を去った。

最終更新:7/8(土) 7:45
スポーツ報知