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年金運用益7.9兆円 昨年度実績 株高追い風に

7/8(土) 7:55配信

産経新聞

 公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は7日、平成28年度の運用実績が7兆9363億円の黒字だったと発表した。黒字は2年ぶり。昨年11月の米大統領選で勝利したトランプ氏の経済政策への期待から株高が進み、運用益を確保した。ただ、今後は主要国の金利上昇が株価の不安要因となる可能性もある。

 28年度の収益率は5・86%、運用資産額(28年度末)は144兆9034億円で過去最高だった。

 資産別の運用実績は、国内外合わせた株式が8兆8819億円の黒字。国内外の債券は日本国債などが値下がりしたため、9920億円の赤字だった。

 GPIFは26年に運用資産の構成を見直し、国内外の株式の割合を計50%まで引き上げた。株価変動の影響を受けやすくなり、27年度の運用実績は5兆3098億円の赤字だったが、今回は大幅な黒字となった。

 ただ、日米独の金利は上昇が続き、株価の押し下げ要因となる懸念が浮上。GPIFの運用には逆風となりかねない。高橋則広理事長は7日の記者会見で「長期的な運用成果を確保できるようにしたい」と語った。

最終更新:7/8(土) 7:55
産経新聞