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低迷するジャパン再浮上へ エディーからジョセフへ助言「何かをするなら早くするということ」

7/8(土) 20:20配信

スポニチアネックス

 ラグビー日本代表前ヘッドコーチ(HC)で、現在イングランド代表HCを務めるエディー・ジョーンズ氏が8日、東京都内でコーチングクリニックを開催。6月にアイルランド代表に2連敗するなど、低迷期にある“古巣”の日本代表を率いるジェイミー・ジョセフ現HCにアドバイスを贈った。

 「アドバイスとしては、何かをするなら早くするということ。時間が過ぎるのは早い。W杯まであと2年だ」と切り出したジョーンズ氏。その「何か」の内容を問われると、「セレクション(選手選考)だ」と明確に答えた。

 W杯の最終メンバーは31人。12年4月に日本代表HCに就任した名将は、就任前から15年W杯で代表になり得る選手をスカウティングし、4年後の構想を固めていった。象徴的なのが、12年4月に早大に入学したばかりのFB/WTB藤田慶和(現パナソニック)。東福岡高時代の活躍を目にして、最初のエディージャパンに招集すると、テストマッチ経験を計画的に積ませ、15年W杯代表入りを実現した。

 現在は代表で主力にまで育ったSO田村優(キヤノン)、CTB立川理道(クボタ)、WTB福岡堅樹(パナソニック)も、エディージャパンで代表に初招集された選手たち。「スコッドがどんな形になるか、その構想は近々固めないといけない。(その上で)各選手に何が必要なのかを考えないといけない。より強くするのか、速くするのか、フィットネスを上げるのか、スキルレベルを上げるのか。そこを見極めた上で、選手が取り組まないといけない」と言及。ターゲット選手と強化ポイントを見極めることの重要性を訴えた。

 また、在任中から先発15人の総キャップ数の重要性を訴えてきたが、この点も改めて言及。「鉄則として、W杯(で勝つため)には少なくとも600キャップが必要。W杯でパフォーマンスを出すためには経験が必要だ。なので計画を立てないと、そういう経験を持った選手を作ることができない」と話した。

 エディージャパン時代、600キャップを超えたのは15年W杯の南アフリカ戦(603)とサモア戦(615)の2試合で、いずれの試合も勝利した。一方、W杯で唯一黒星を喫したスコットランド戦の総キャップ数は484。説得力のある数字を示し、日本代表やジョセフ氏に厳しくも暖かい視線を向けた。