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【山梨】甲府城西、V候補撃破 広瀬が完投で開幕星

7/9(日) 8:05配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権山梨大会 ▽1回戦 日川1―2甲府城西(8日・山日YBS球場)

 初戦屈指の好カードとなった開幕戦は、甲府城西が2013年王者の日川に2―1で逆転勝ち。初の甲子園に向け好発進した。2年生右腕・広瀬綾斗が日川打線を5安打に抑える力投で、自身2度目となる完投勝利を挙げた。

 2―1で迎えた9回2死一塁。日川の6番・伊藤隼人に内野安打を浴びた広瀬は顔を強ばらせたが、二塁をオーバーランした走者を味方がタッチアウトに仕留めると一転、その顔に笑みが広がった。「勝ったという思いと、やっと終わったという思いが一気にきました」。129球を投げ抜き、注目の開幕戦白星を呼び込んだ。

 初回、連続安打で1点を失った。だが「まだ初回、まだ1点。あとをしっかり投げればいい」。すぐに気持ちを切り替えた。試合前、正捕手の志村泰誠と「軽く打たせていこう」と打ち合わせた通りに、ブルペンで好調だったカットボールを軸に腕を振り続け、持ち味の制球で相手のリズムを崩した。4回1死一塁から敵失で同点に追いつくと、8回1死二塁、1年生ながら7番に入った長沢楓樹(かえで)の犠打が再び敵失を呼んで勝ち越し。流れを奪った。

 広瀬は昨年秋に急性腎炎を発症し、約2週間の入院生活を送った。現在、プレーにはほとんど支障はないものの、「脱水症状になりやすいので、練習でもしっかり水分補給をするなど気をつけている」という。長期にわたって練習を離脱するなど苦しい思いもしたが、春の大会では初戦の市川戦で初の完投勝利をマーク。「今日の試合も高い集中力で投げてくれた。我慢強くなった」と、宿沢元樹監督(39)は、結果を出した2年生エースの、精神面での成長を評価する。「もっともっと、3年生と試合がしたい」と広瀬。長沢も「次も1球に集中して立ち向かう」と気合十分だ。復活したエースに、新戦力も台頭し、甲府城西が白星を重ねる。(大津 紀子)

最終更新:7/27(木) 2:44
スポーツ報知