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【札幌】ロスタイムで同点ゴール!福森2発で追いつき、残留圏15位死守

7/9(日) 8:05配信

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ 第18節 大宮2―2札幌(8日・NACK5スタジアム)

 北海道コンサドーレ札幌が、DF福森晃斗(24)の劇的ゴールで、敵地で大きな勝ち点1を手にした。大宮戦は後半4分までに0―2とリードされたが、同36分に福森がFKを直接決め、1点差に。ロスタイムに入った51分のラストプレーで、またも福森が直接FKをゴールにたたき込み、2―2で引き分けた。負ければ降格圏の16位となった一戦をドローに持ち込み、残留圏の15位に踏みとどまった。

【写真】後半ロスタイム、DF福森晃斗が同点FKを決めた

 重圧は感じなかった。1点リードされてのラストプレー。FKのボールをセットした福森は、冷静に、状況を見極めた。「一番近いサイドの壁が低いな、と。その上を越せば入る確信があった」。左足から柔らかい弾道で放った一発がゴールに吸い込まれると、試合終了を告げる笛が鳴った。

 逆境をはねのけた。後半2分、同4分と連続失点し、大宮に0―2とリードされた。「その状況になって1段ギアが上がった」。猛攻を仕掛け、迎えた36分のFKは「芝も濡れていたので、逆サイドに速いボールを蹴れば何か起きると思った」と低い弾道でたたき込んだ。2本とも質は全く違うボール。蹴り分けられる高い技術が、敗戦の危機から勝ち点1取りへと、つなげた。

 神奈川・桐光学園高時代から鍛え抜いた左足には絶対の自信を持つ。「キックは点で合わせられないと駄目」とゴールにつながっても、寸分の狂いも納得しない。深いこだわりに加え、精神面の成長が、土壇場での一発につながった。

 2015年の札幌加入時、サポーターの前であいさつした際には「マジで足が震えた」。それが試合を重ね、チームの中核をなすに従い、自信に変わっていった。最後の場面、「プレッシャーは全く感じなかった。むしろ、あの場面はキッカーしか味わえない楽しみの1つ」と言えるまでになった。

 それだけ自分を成長させてくれた札幌だからこそ、愛着は深い。「このチームでJ1に残るために残留したんだから。降格圏に落ちる訳にはいかなかった」。強い思いを左足に込めた結果、残留圏に踏みとどまる勝ち点1を手にすることができた。(砂田 秀人)

最終更新:7/9(日) 8:29
スポーツ報知