ここから本文です

【静岡】常葉大橘、エース鈴木、1失点完投 開幕飾った

7/9(日) 8:05配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権静岡大会 ▽1回戦 常葉大橘5―1浜松日体(8日・草薙)

 橘が一番星に輝いた。夏の甲子園切符を懸けた112校の戦いが始まった。開会式に続いて開幕戦が行われ、常葉大橘は浜松日体と対戦。腰痛で春は治療に専念していた右腕エース・鈴木楓(かえで、3年)が9安打を許しながらも無四球1失点で完投し、5―1で勝った。10日は1回戦23試合が行われる。

 180センチ、85キロの鈴木楓の巨体が躍動した。6回を散発3安打に抑えると、3連打されての7回1死満塁のピンチも、チェンジアップで三ゴロ併殺に仕留め、ベンチへ走って戻りながらほえた。9回に1点を許して完封こそ逃したが、テンポよく116球を投げ、計2時間での完投勝利。「打たせて取る自分のピッチングができた」と笑顔で話した。

 昨年9月25日の秋の県大会準々決勝以来、286日ぶりの公式戦マウンドだった。今春の中部大会開幕直前に腰を痛めて戦線離脱。ベンチで後輩投手が投げるのを見つめて、悔しい思いをしてきた。先月7日の練習試合でようやく9回を完投。開幕戦という大舞台のマウンドで復活をアピールし、「もう腰は大丈夫です。投げていて楽しかった」と振り返った。

バック好守連発スモールで5点 鈴木楓の好投に引っ張られるように、ナインも好守を連発。5回に主将の出口愛稀遊撃手(3年)が左前に抜けそうなゴロを好捕して一塁でアウトにすると、8回1死一塁では紅林史也二塁手(2年)が流れるようなプレーで併殺を完成。計3併殺で浜松日体に主導権を渡さなかった出口主将は「予測通りの打球が来る。付属中から一緒にプレーして6年目。楓が投げてくれると楽です」とエースを褒めた。

 打線も盗塁やスクイズなど小技を駆使し、7安打で5得点。計3打点と活躍した6番・進士育之介(3年)は「楓の投球のテンポがよかった。開幕戦でも緊張せず楽しくプレーできた」と笑った。最後のピースがそろった橘が、この勢いで突き進む。(里見 祐司)

最終更新:7/9(日) 8:20
スポーツ報知