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夏場を制する者はリーグを制す!Jリーグ後半戦の主役はどのチーム?

7/8(土) 9:05配信

All About

◆監督交代の裏に分配金あり?

全34試合で争われるJ1リーグは、前半戦の17試合を終了した。首位で折り返したのは鹿島アントラーズだ。昨年の優勝チームだけに驚きではないが、12試合終了時点では7勝5敗の6位に止まっていた。

ここでクラブは、石井正忠監督を解任する。15年途中からチームを率いてきた石井監督は、同年にリーグカップ、16年にはJ1リーグと天皇杯を制した。昨冬のクラブW杯では、Jリーグ勢過去最高の準優勝にも輝いている。短期間でこれだけ成果を残した監督の解任は、電撃的と報じられた。

素早い決断の背景には、常勝を義務づけられたクラブの流儀があったはずだ。さらに加えて、2017年の成績に基づいた分配金も関係していたかもしれない。

Jリーグは2017年からライブストリーミングサービスの『ダ・ゾーン』と放映権契約を結んだ。これにより、リーグ戦の上位チームには高額の配分金が支給されることになった。17年の優勝チームは総額15・5億円、2位は7億円、3位は3・5億円を、18年から3年に分けて得ることができるのだ(3位の賞金は2年で支給)。さらに、リーグ優勝の賞金が3億円、2位は1億2千万円、3位は6千万円である。鹿島の監督交代は、タイトルへの本気度を表しているかもしれない。

◆プロ野球とJリーグの違いは”降格”

鹿島だけではない。アルビレックス新潟、大宮アルディージャ、サンフレッチェ広島が、すでに指揮官の交代に踏み切っている。

プロ野球に比べると、サッカーはシーズン途中の監督交代が頻繁だ。理由は入れ替えの有無にある。

J1の下位3チームはJ2へ降格するが、その影響はクラブの年間予算を直撃する。Jリーグから支給される均等配分金が異なるのだ。J1は3億5千万円でJ2は1億5千万円だから、2億円もの開きがある。J2のクラブは、3位まで賞金が支給されるリーグカップにも出場できない。もっと言えば、J1よりもJ2は宣伝効果が低いとの理由で、スポンサーが減ってしまう危惧がある。

プロ野球のチームは親会社の責任で予算を確保できるが、Jリーグは大企業の支援を受けないクラブが少なくない。J2降格は予算規模の縮小につながりかねず、主力選手の移籍要因にもなってしまう。それこそは、監督交代が頻繁な理由である。

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最終更新:7/8(土) 9:05
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