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満島さん 奄美への思い語る

7/8(土) 11:33配信

南海日日新聞

 奄美ゆかりの作家、島尾敏雄と妻ミホの出会いを描いた映画「海辺の生と死」の特別上映会が7日、鹿児島県奄美市名瀬の奄美文化センターであった。越川道夫監督と主演の満島ひかりさんが記念の舞台あいさつを行い、多くのファンが詰め掛けた。祖母が奄美出身で幼い頃何度も奄美を訪れたという満島さんは「作中で演じたトエはミホさんであり、奄美大島そのものでもある。世界で一番大好きな奄美で映画を作れたことを大変うれしく思う」と感謝を述べた。
 映画「海辺の生と死」は奄美大島と加計呂麻島を舞台に、戦争にのみ込まれていく社会と男女の愛を島の自然・文化を通して描く作品。ミホが書いた同名の小説や、島尾の「島の果て」「出発は遂(つい)に訪れず」などの小説を基にしている。
 上映会に合わせ会場で記者会見した越川監督は「作品の舞台では、戦争という近代の大量殺りくと奄美がつむいできた文化が圧倒的に擦れ違う。映画の演出のために自然を使うのではなく、ありのままでそこにある奄美を描こうと思った」と話した。
 舞台あいさつでは、越川監督と満島さんが撮影中の裏話や印象に残ったエピソードを語った。奄美にルーツを持つ満島さんが手踊りを披露する場面もあり、会場から大きな拍手が沸き起こった。
 奄美での上映会は9日、瀬戸内町諸鈍(しょどん)の加計呂麻(かけろま)展示・体験交流館でもある。時間は午前9時、午後2時の2回。当日券は1500円。問い合わせは電話090(9582)7833島尾敏雄生誕100年記念事業実行委員会事務局。

奄美の南海日日新聞

最終更新:7/8(土) 11:33
南海日日新聞