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ホークス柳田3ランで単独首位 平成2人目の3冠王現実味も…自打球で右膝打撲、工藤監督は不安顔

7/8(土) 7:00配信

西日本スポーツ

 ◆日本ハム1-4ソフトバンク(7日・札幌ドーム)

 左打席から左中間スタンドへ伸びたきれいな「天の川」が、今季初の首位へとつながった。今宮の適時打で1点を先制した3回。なお1死一塁で、絶好調の柳田が有原の低め149キロ直球を豪快に振り抜いた。打った瞬間に本人も柵越えを確信。美しい放物線を楽しむようにゆっくりと歩き出すと、打球は左中間席へ飛び込んだ。2試合連続の22号2ラン。チームは、今季79試合目にして初の単独首位浮上だ。

【写真】自打球を当て痛みで顔がゆがむ柳田

 「自分のスイングを心掛けて打席に入った。自分のポイントでしっかり捉えられました」。試合中に球団広報を通じて、リーグ単独トップの一発を事もなげに振り返った。1本のアーチくらいでは冷静さを失わないほどそのバットが快音を量産している。試合前には6月の月間MVPが発表され、2年ぶり4度目の受賞。交流戦でも史上初2度目のMVPを獲得するなど、6月は12本塁打、31打点をマークした。

 7月に入ってもその勢いは止まることを知らず「三冠王」にも大きな期待がかかってきた。22本塁打、72打点はリーグトップ。3回の一打で打率は3割2分1厘となり、この時点で首位打者に浮上した。その後に内川に1厘差でかわされたものの、平成では史上2人目となる「トリプルクラウン」が十分に現実味を帯びてきている。

 ただ、今季初の単独首位に浮上した夜が「最高の七夕」とはならなかった。5回1死、打席の柳田が有原のカットボールをスイングした際に自打球が右膝付近を直撃。次球で遊飛となりベンチに戻ったが、次の回の守備にはつかずそのまま交代した。その後、試合中に札幌市内の病院へ直行。「右膝蓋(しつがい)骨打撲」と診断された。

 幸い球場から病院へ向かう際は自力で歩行し、明るい表情で「大丈夫です。大事を取ってということなので」と話すなど、離脱は免れそうな状況だ。ただ工藤監督は「一発はよかったんだけどね。代わらざるを得なかった。痛みの度合いもあるし、膝なので明日確認してから」と不安顔だ。

 8日の出場は、当日の状態を見て判断される。万が一でも柳田が長期離脱となれば、ようやくつかんだ首位の座を守り抜くことが難しいことは誰の目にも明ららかだ。七夕の夜、チーム全体が柳田が元気にグラウンドに戻ってくることを願った。

西日本スポーツ