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【選挙アナリストが分析する都議選】自民・都民F「拮抗」のはずが…都議選を揺るがした5日間

7/8(土) 8:00配信

選挙ドットコム

【選挙アナリストが分析する都議選】自民・都民F「拮抗」のはずが…都議選を揺るがした5日間

東京都議会議員選挙は、都民ファーストの会の躍進と自民党の歴史的な大敗という結果で終わりました。自民党の大敗は「予想外だった」との見方が多いようですが、果たして本当にそうなのでしょうか?

「勝ちに不思議の勝ちはあるものの、負けに不思議の負けはなし」です。

報道各社が投票日に行った出口調査の結果を分析すると、そこには「都民ファーストの会圧勝と自民党大敗」の「根拠」となる数値が見えてきます。

2回目となる今回は、「『都民ファースト・自民が拮抗』と報道された告示直後の調査がなぜ、変化したのか」についてお届けします。
告示直後に各報道機関が行った調査結果では「都民ファーストの会に勢いはあるものの、自民党とはほぼ拮抗」していました。それが、なぜ、圧勝と惨敗という結果になったのか、「THIS IS A 敗因~都議選を揺るがした5日間」を検証します。

<要約>
 〇相次ぐ不祥事、閣僚や党幹部の問題発言
 〇加計学園問題への対応~「適切ではない」7割超
 〇内閣不支持 60%近くに
 〇首相の秋葉原街頭演説への「猛抗議」⇒自民候補への投票拒否へ

なお、3回目では「都議選の結果から見える、有権者が都議会に期待するもの」についてお届けします。

告示直後調査 都民ファーストの会と自民党 ほぼ拮抗 激しく競り合う

6月23日の告示直後(23~25日実施)に各報道機関が調査・報道した内容をまとめた6月28日付当編集部原稿は、毎日新聞など8社合同調査結果の報道で「(前回の都議選で自民党、民主党にそれぞれ投票したと回答した人のうち)今回も引き続き自民に投票する人は54%、前回民主に投票した人のうち今回民進に投票する人は30%」を根拠に、自民党候補は前回票の半分強、民進党候補は前回の民主党候補の3割程度の支持に留まっていることを指摘しました。

そのうえで、朝日新聞「自民と答えた人は25%、都民ファーストの会と答えた人も25%でした。自民、都民ファーストの会とも支持は並び、激しく競り合っている状況」、読売新聞「都議選で投票する候補者の政党は、都民ファーストの会26%、自民23%」などの調査結果から、都民ファーストの会が自民党を「わずかながら上回る」か「拮抗」していて、都議会第一党をめぐり、両党が激しい競り合いを続けているという内容を伝えました。
加えて、筆者が入手した自民党が告示直後に行った調査数値でも、ほぼ同様となっていました。

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