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「ファミマでライザップ」が火をつけたー コンビニが競う健康ビジネスという鉱脈

7/8(土) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

6月26日、ファミリーマート本社(東京・池袋)で行われた記者会見は、いつもと一味違っていた。ぽっちゃりめの加盟店ストアスタッフ男女11人が集まり、同社の澤田貴司社長の前で2カ月にわたる「ダイエット宣言」をしたのだ。

【画像】「ファミマでライザップ」が火をつけた

ネタを明かすと、会見は「#ファミマでライザップ ファミマで糖質コントロール生活」という企画スタートの一コマ。

ファミマは2016年10月に「健康で安心な生活を提供する」という思いが合致したライザップと、ヘルスケアやライフスタイル領域全般において協業し、糖質を低減したメニューなどをリリース。累計販売1600万個を売り、「結果にコミット」してきた。

今回は新たに「RIZAP キーマカレー風サラダ」(1個あたり糖質7.2グラム・132キロカロリー)や「RIZAP 辛豚骨ラーメン」(同糖質18グラム・304キロカロリー)など7品目を発売したのに加え、前出のスタッフ自らがライザップの管理栄養士の指導のもと、体質改善に挑むという企画なのである。

6月27日~8月28日まで、管理栄養士がファミマで売っている商品の中から1日の糖質量が100グラム以下になるメニューを設定し、SNSで公開するというから強力な販促にもなる。

「加盟店のみなさんと一緒になって、世の中に健康的な生活を提案できて大変うれしい」と、澤田社長も声に力が入る。

ふと思った。昔は、コンビニの社長が「我々が健康的な暮らしを提供していく」などと公の場で話すことはまずなかった。

客の過半数はミドル。超高齢社会が求める健康的イメージ

だが、今は違う。来店客の過半数はミドル世代で、コンビニはもう若者の店ではない。つまり、超高齢社会の日本のコンビニは、これからますます健康的なイメージを上げていかなくては、客を囲い込めない時代がやってくるのだ。

現に、冒頭のファミマのライザップコラボ商品は、意識高い系の若いビジネスパーソンにウケているのかと思ったら、「健康診断で気になるところが出てくる、40~50代男女から高い支持を集めている」(ファミマ広報)という。

「わざわざライザップに通うことはできないが、近所のコンビニでライザップを体験できるなら商品を買ってみたい」という中高年の潜在ニーズを掘り起こしたのだから、ファミマは新たな健康ビジネスの鉱脈を見つけたといっていいだろう。

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