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【九州豪雨】命の希望を嗅ぎつけた災害救助犬 NPOが奮闘する支援現場のいま

7/8(土) 19:54配信

BuzzFeed Japan

7月5日から福岡・大分両県に記録的な豪雨が襲い、土砂災害や河川の氾濫が相次ぎ、大きな被害をもたらした。災害の発生直後、支援の現場はどうなっているのか。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】

【写真】閉校予定だった小学校を飲み込んだ土砂

BuzzFeed Newsは、国内外問わず災害や紛争の被災地支援などをする認定NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」の活動を追った。

ピースウィンズ・ジャパンは、6日朝、隊員ら8人からなるレスキューチームを、本部がある広島県から現場へ陸路から派遣した。被災地では、最大計15人が物資配布と捜索の2本柱で活動を始めた。

被災者のニーズの聞き取り、自治体との連携

避難所となっている杷木中学校。ピースウィンズ・ジャパンのメンバーは、市役所の職員や被災者から必要な物資の聞き取りをしていた。

「何が今必要だと思いますか?生理用品は大丈夫ですか?」

相手の声に耳を傾けるだけではなく、これまでの被災地支援の経験から提案もする。聞き取りをした人が男性ならば、その場で思いつかないニーズがあるからだ。

翌日以降もメンバーたちは、各避難所を回って情報収集を進めた。避難所ごとに状況も異なり、何が必要かは情報収集をしなければわからない。

下着、靴、生理用品、キッチンペーパー…。聞き取るたびに、さまざまなものが必要であるとわかる。しかし、聞き取ったものすべてをピースウィンズ・ジャパンが届けるわけではない。

ピースウィンズ・ジャパンの田邊圭さんは、現場での聞き取り後、自治体や他団体に支援物資の配布予定を確認する必要があるとして、こう語る。

「同じところに同じものを届けても仕方ありません。市役所や他の団体などにも話を聞いて、支援物資の内容が被らないようにするのが大切です。ピースウィンズ・ジャパンでは、自治体などが拾い上げきれないニーズに応えるようにしています」

届けられた物資、感謝の声

7日には早速、トラックいっぱいに積まれた新品の肌着や下着、ブルーシートが2カ所の避難所に届けられた。

地元の消防団員らが率先して、避難所となっている施設の倉庫に運びこんだ。

「ありがとうございます。よかった。よかった。助かります」

物資を見た被災者から感謝する声が聞こえる。じめっとした湿気に包まれる被災地では、風呂に入れない人や、着替えを持って来られなかった人も多い。

避難所に身を寄せている樋口好澄さん(71歳)は、物資を受け取ると「人生で初めて被災者になった。こんなに支援をいただけるんですね」と笑顔を見せた。

「必要なものは、何も持ってこられなかった。洗濯はできないし、じめじめして嫌な気持ちにもなります。避難所で共同生活をしているのだから、衛生面に気をつけることも必要だと思うんです」

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最終更新:7/8(土) 21:30
BuzzFeed Japan