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ホークス東浜8勝目にも「代えられて当然。ふがいない」6回途中1失点 「勝ち星より、イニング数に重き」

7/8(土) 10:01配信

西日本スポーツ

 ◆日本ハム1-4ソフトバンク(7日・札幌ドーム)

 5回1/3、1失点の内容を「代えられて当然。ふがいない投球」と自ら断じた。リーグ2位タイの8勝目を手にしたチームの勝ち頭、東浜だ。3点リードの6回、先頭レアードへの四球から一、二塁とされ、1死後に代打大谷が送られたところで降板。救援陣の火消しで点差は変わらなかった。「嘉弥真、五十嵐さん、野手陣に勝たせてもらった」。勝って謝辞を並べた、前半戦ラスト登板だった。

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 初回が10球、2回が13球で三者凡退。アウトローをしつこく突く投球は、状態が「全然良くなかった」ゆえだった。やがて「丁寧にいきすぎて、自分でリズムを悪くしてしまった」と言う。3点先取した直後の3回、2死から中島に11球目で許した四球から失点。5回も2死から四球が端緒の一、二塁。何とか切り抜けても、6回のピンチでは続投を勝ち取れなかった。

 自己最多9勝を挙げた昨季を土台に飛躍。今試合のような“悪いなり”の投球に確かな成長の跡を残す。その前提は精神面。「何とか最少失点で、と思って」と、強く念じて投げ続けた。故障者続出の先発陣にあって、軸となる働きを続けてきた今季。その道中、心折られた試合があった。

 6月13日。巨人が大連敗に沈み、GM交代に至った局面でエース菅野と投げ合った。敵地でDHなし。打席に立った。「菅野さんの球を見て『打てんだろう』と思いました」。自身がではない。頼みの野手陣でも苦戦やむなしと覚悟した。「ベンチでは『いつもより球が速くない』なんて声もあった。そうだとしても、気持ちが乗ってたんで」

 菅野は1失点完投。自身はこらえきれず失点を重ねた。「1点取られて、難しくなったなと。2点目を取られて、フッとしぼんでしまうものがあった。3点目で切れてしまった」。今季ワースト5失点。その苦味を「まだまだ未熟。そういうとき、最後まで変わらない気持ちで投げられるところを目指さないと」とモチベーションに変えてきた。

 「勝ち星より、イニング数ですね。そこに重きを置いてるんで」。8勝より、オリックス金子、西武菊池、ロッテ涌井に次ぐリーグ4位の98投球回に少し胸を張った。「もっともっと投げないと。次の登板で恩を返せるように、しっかり」。雪辱の思いが5年目右腕を強くする。

西日本スポーツ

最終更新:7/8(土) 10:01
西日本スポーツ