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九州豪雨、定員の3倍のボランティア 大分県日田市 罹災証明も受け付け開始 河川復旧工事も進む

7/8(土) 13:23配信

西日本新聞

 「恩返しをしたい」「寄り添いたい」-。豪雨被害に見舞われた大分県日田市では8日、ボランティア希望者を受け付けるセンターが開設され、全国から善意と支援の輪が早くも届いた。家屋の被害程度を認定する「罹災(りさい)証明書」発行の受け付けも市役所で始まった。市中心部を流れる花月川では護岸の復旧工事も進められ、復旧への兆しもがえ始めた。

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 ボランティアセンターが設置された同市上城内町の市総合保健福祉センターには午前9時の受け付け開始前から、40人を超える長蛇の列ができた。1時間後には定員50人に対し3倍近い146人が登録。ボランティアたちは市内10地区に分かれ、民家に流れ込んだ土砂のかき出しやがれき撤去などに励んだ。

「罹災証明書」発行の受け付けも

 福岡県八女市の会社員三重野強さん(45)は「5年前の九州北部豪雨で被災し、ボランティアの力を感じた。日田には仕事で世話になっているので少しでも役に立ちたい」。同級生4人で参加した日田高1年の桜木萌々子さん(15)は「被害に遭った人の気持ちに寄り添いたい」。

 損壊した家屋の被害程度を認定する「罹災証明書」発行の受け付けも市役所でスタート。窓口には被災した市民が続々と訪れ、市は予定していた二つの窓口を四つに増やして対応した。

 JR久大線の鉄橋が流失した花月川では、九州地方整備局による夜を徹した緊急復旧工事が進んだ。

野菜やみそなど支援物資

 8日午前9時に避難勧告が解除された福岡県東峰村では、自宅の様子を見に戻る住民の姿が見られた。小石原地区の宿泊施設「喜楽来館」には野菜やみそなど支援物資が届いたほか、携帯電話も復旧し、避難者たちの表情も少し和らいだ。

 宝珠山地区の村民センターには避難者のプライバシーを確保するための段ボールの間仕切りが運び込まれたが、避難している主婦(63)は「二次災害が怖くて自宅には戻れない」と表情を曇らせたままだった。

=2017/07/08 西日本新聞=

西日本新聞社

最終更新:7/8(土) 13:23
西日本新聞