ここから本文です

公立小中学校の耐震化、4市町が未完了 幼稚園も全国平均下回る 佐賀

7/8(土) 22:10配信

佐賀新聞

 佐賀県内の公立学校施設の耐震改修状況に関し、県教育委員会は7日、3市1町の小中学校で耐震化が完了していないとする4月1日現在の調査結果を発表した。計画的に順次改修を進めていることや、移転改築を控えていることが主な理由で、耐震化率は小中学校と幼稚園で全国平均を下回った。国は耐震対策を2015年度までに完了させることを目標にしていたが、対策は追い付いていない。県教委は「早期の完了を促していきたい」としている。

 調査は、校舎の耐震性に関わる柱や梁(はり)、床などの「構造体」と、天井材やタイルなどの「非構造部材」の落下防止策の状況をつり天井の有無に分けて、震度6強以上の地震での倒壊の恐れなどを基準に実施した。

 校舎など構造体の耐震化率(非木造)は県が管理する高校で99・3%(全国平均97・9%)、特別支援学校100%(同99・4%)と全国平均を上回った。一方で市町の小中学校は97・1%(同98・8%)、幼稚園は84・6%(同92・9%)で全国平均より低い。

 耐震化未完了の市町数は昨年度から減っていない。低い順に有田町80・0%、伊万里市90・2%、佐賀市95・4%、武雄市95・7%。

 有田町(1校)は本年度、全面移転改築を終える見込みで、佐賀市(7校)も年度内にすべてで耐震補強が完了予定。武雄市(2校)は本年度に1校、来年度に1校、耐震補強が完了する見通し。伊万里市は3校のうち、中学校1校が統廃合により新年度から使用されなくなるが、小学校1校、中学校1校は「21年度以降の改築予定」と回答、めどは立っていない。

 文科省によると、全国の公立小中学校の校舎など11万6671棟の耐震化率は前年比0・7ポイント増の98・8%。耐震化されていない1399棟のうち、震度6強以上で倒壊する危険性が高い建物は257棟だった。

最終更新:7/8(土) 22:10
佐賀新聞