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WEC富士6時間レースに向けた記者会見で、中嶋一貴「富士を楽しみにできるような後半戦にしたい」と意気込み

7/8(土) 20:38配信

motorsport.com 日本版

 富士スピードウェイで開催されているスーパーフォーミュラ第3戦富士。その予選後、同じく富士で開催される世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間レースに向けた、プレスカンファレンスが行われた。

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 会見には、WEC富士のアンバサダーを務める”ミスター ル・マン”寺田陽次郎氏やスーパーフォーミュラにも参戦しているトヨタの中嶋一貴と小林可夢偉、ポルシェのアンドレ・ロッテラーに加え、LM-GTE Amクラスで戦うCLEARWATER RACINGの澤圭太も登壇した。

 寺田氏は「早いもので、富士でのWECは6回目になります。ル・マンの次に走りたいレースに富士を上げるWECのチーム、ドライバーも多いです。だからその富士にかける意気込みもすごいと思うし、トヨタとポルシェの白熱した面白いレースになると思いますので、どうぞご期待下さい」と挨拶した。

 続いて、今シーズンこれまでの戦いの感想と、富士に向けての意気込みを各ドライバーが語った。

 開幕2連勝、ル・マン24時間レースではトラブルに見舞われながらも総合8位となった8号車トヨタの中嶋は「開幕戦は良いレースができて優勝、2戦目はかなりラッキー部分もあり連勝でル・マンに臨んだんですけども、残念な結果になってしまいました。とはいえ少なからずポイントは獲れました。後半戦がどうなるかはわかりませんが、チャンピオンシップに向けて頑張っていきたいなと思っています」とコメント。

「ポルシェが持ってくる新しいパッケージがどうなのか、富士に行く頃には見えてきていると思うのでドキドキもしていますけど、まずは自分たちのパフォーマンスをしっかりと出し切ること。それができれば勝てると信じたいですね。富士が期待できるような後半戦にしたいです」

 速さはありながらも、不運が続き結果に結びついていない7号車トヨタの小林は「散々ですね」とまずひと言。

「スピード的には全部勝てているんじゃないかという速さがありながら、ポイント的にはもうほぼチャンピオンの芽も厳しいという展開です」

「この富士は地元ということで、神様も応援してくれるだろうと。変な”偽マーシャル”も来ないだろうと。ポルシェに来てくれるのはOKです」とおどけたが、「何もなければ、去年と同様良いレースができると思います」と速さへの自信をのぞかせた。

 ル・マンでは勝利をほぼ手中に収めながら、エンジントラブルでリタイアを喫したポルシェ1号車のロッテラーも「この3人の中の誰かがル・マンで勝っていれば、富士のプロモーションがもっと良くなったのにね!」とジョークを飛ばしながらも、これまでの戦いを振り返った。

「第2戦まで悪くはなかったんだけど、自分たちの目標には達していない。ル・マンも厳しいレースで、昨年中嶋一貴選手に起こったようなことが自分たちにも起こってしまい、リタイアとなってしまった」

「富士は大好きだし、サポーターも大勢来てくれると思うので頑張るよ。鍵となるのはハイダウンフォース・パッケージのまとまりだ。チャンスはあると思うよ」

 今年がチームとしてWECフル参戦初年度ながらも開幕戦でクラス優勝を果たし、現在クラス別のポイントランキングでトップに立っている澤は、リードを保って富士に臨みたいと意気込んだ。

「ラッキーもありましたがデビューウィンができて、チームにとっても自分にとっても思い出深いレースになりました。2回目の挑戦となるル・マンではパンクもあり、その分だけ表彰台に届きませんでしたが、WECフル参戦組の中ではトップでゴールできたので、あと3戦うまく戦って、リードしている状態のままで富士に戻ってこれたらなと思います」と、彼は語った。

 また今回の記者会見では、WEC富士の大会後援に在日フランス大使館、在日フランス商工会議所がついたことが合わせて発表された。大会当日には、『ル・マン24時間』開催国フランスの文化を体感できるイベント、LE VILLAGE「BONJOR FRANCE」(ヴィラージュ「ボンジュール フランス」)が行われるとのことだ。

松本和己