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22日で“銀河連邦制覇” JAXAゆかりスタンプラリーで快挙

7/8(土) 11:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 相模原市など宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究施設にゆかりのある全国5市2町でつくる「銀河連邦」の商店主たちが結成30周年を記念して企画した全国7都市を巡るスタンプラリー。北海道から鹿児島までの行程のため「挑戦するものはいるのか」と銘打って6月13日にスタートし、わずか22日目に制覇者が現れた。主催者は「壮大でばかばかしいイベントを楽しんでくれる人がいてありがたい」と喜んでいる。

 今月4日に達成したのは兵庫県姫路市在住の万波謙太郎さん(70)と妻みど里さん(62)、義姉で鳥取市在住の寺見妙子さん(65)の3人(2家族)。自家用車で巡る北海道旅行の途中、小惑星探査機はやぶさの地球帰還日(2010年)にちなみ6月13日からスタンプラリーが始まったことを北海道・大樹町の道の駅で当日知った。「台紙を見つけ、何かの縁やろか、と軽い気持ちで押したのが始まり」と、電話取材にみど里さんは高揚した口調で答えた。

 スタンプが置かれているのは相模原市や大樹町のほか、秋田県能代市、岩手県大船渡市、宮城県角田市、長野県佐久市、鹿児島県肝付町の5市2町。最短距離で約3千キロになるが、万波さんたちは想定を上回る1万2千キロの行程を走破した。

 3人は5月29日に兵庫県内を出発。北海道へ向けて京都・舞鶴からフェリーで渡り、岬や花などを目当てに道内を巡る旅が始まった。6月23日に道内の「道の駅」のスタンプラリーで117カ所全てを制覇すると、「銀河連邦も達成できるかな」と舞鶴に直接戻る予定を変更して、フェリーで青森県入り。25日に能代市、26日は大船渡市、27日には角田市と相模原市でスタンプを押し、28日に佐久市へ。一時帰宅後の7月2日に再出発し、7月4日にゴールの肝付町にたどり着いた。

 定年後に長期旅行を楽しもうと、こつこつためた資金で実現した初めての1カ月間の旅。周囲に宿泊施設がないときは、道の駅に止めた車内で夜を明かしたという。みど里さんは「最初から強い意志を持って始めた訳ではないのです。だんだん予定を変更した結果たどり着いた」と興奮冷めやらない様子で話す。

 参加賞は各共和国のオリジナル缶バッジ。集めた数によって賞品は異なるが、来年5月13日までに専用台紙(1家族1枚)に7カ所のスタンプを集めると、特産品を全国先着10人に贈るほか、副賞として集めた7個の缶バッジを収納する特製ケース(津久井産材)も計画している。相模原市内のスタンプ設置場所はボーノ相模大野内アンテナショップ「サガミックス」。

 各都市にスタンプラリー開催を呼び掛けたサガミハラ共和国経済協議会の茅明夫会長(相模原市商店連合会副理事長)は「この企画に乗っかってくれた人が早々に出たこと、それも銀河連邦以外の県の方が巡ってくれた事に驚き、喜んでいます。この楽しいニュースが全国にさらに広がれば」と話している。

◇スタンプラリー制覇までの道のり
5月29日 京都・舞鶴からフェリーで北海道・小樽へ
  30日 余市宇宙記念館
6月13日 タイキ共和国(北海道大樹町)
  23日 北海道内の「道の駅」117カ所を制覇
  25日 ノシロ共和国(秋田県能代市)
  26日 サンリクオオフナト共和国(岩手県大船渡市)
  27日 カクダ共和国(宮城県角田市)
  同日 サガミハラ共和国(相模原市)
  28日 サク共和国(長野県佐久市)
  29日 兵庫県内の自宅へ一時帰宅
7月2日 再出発
  4日 ウチノウラキモツキ共和国(鹿児島県肝付町)
  5日 帰宅