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まちの礎 形成たどり 相模原市が史近代資料編を刊行

7/8(土) 21:17配信

カナロコ by 神奈川新聞

 相模原市が全10巻予定で編さん事業に取り組む市史の9巻目「相模原市史 近代資料編」が刊行された。旧津久井4町を除く市域に関する1913~45年(大正2年~昭和20年)の文書類を中心に、657点の資料を掲載。国が主導した2町8村合併による相模原町誕生や軍都計画など、現在の相模原市の礎ができる過程をたどることができる。

 相模原市史は、敗戦が決まった45年8月15日までを記述した全7巻(64~72年に刊行)があるが、資料編で収録したのは13(大正2)年まで。2002年に始まった続編編さんでは戦後の資料をまとめた現代資料編があり、今回の近代資料編はその間を埋めるものだ。

 「自由と民権」「昭和恐慌と相模川河水統制事業」「軍都計画と相模原」などテーマ別に9章で構成。巻末に「昭和20(1945)年の麻溝地区」と題して同地区の時局関係綴(つづり)に残された町役場からの通知・通達・回覧などを全て掲載。松根油緊急増産について(6月、7月)、防空壕(ごう)および貯水槽の撤去ならびに埋設について(10月)など、当時の生活がうかがえる。

 A5判、口絵カラー、1134ページ。行政資料コーナーなどで14日から3240円で購入でき、図書館でも閲覧可。問い合わせは、市立博物館電話042(750)8030。