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サムスン白血病、半導体工場に続きLCD工場について労災初認定

7/8(土) 15:01配信

ハンギョレ新聞

高3で入社、5年7カ月勤務で診断 勤労福祉公団、業務上疾病と判定 「疫学調査における有害物質数値低くても 勤務期間・作業環境を考慮し因果関係認定」 パンオルリム「サムスン職業病国民調査委の構成を」

 サムスンのLCD工場労働者に発病した慢性骨髄性白血病を、勤労福祉公団が労働災害として認定した。サムスン電子の半導体工場ではなくLCD工場での白血病が労災認定されたのは今回が初めてだ。

 勤労福祉公団は、サムスン電子(現サムスンディスプレイ)天安(チョナン)事業場で5年7カ月勤めて退職し、その2年後に白血病の診断を受けたKさん(33)が出した療養給付申請事件で、Kさんの病気を業務上疾病と判定したと7日明らかにした。

 労災承認申請に基づき行った天安事業場に対する産業安全保健研究院の疫学調査結果は「(白血病の発病原因になる)ベンゼン、ホルムアルデヒド、電離放射線の露出水準が現在確保できる資料に基づいておらず、または低いと推定して業務との関連性が低い」という理由で業務上疾病とは見られないと判断したが、ソウル業務上疾病判定委員会は業務上疾病として認定されると見た。

 判定文によれば、「(疫学調査の)こうした一回きりの測定結果が、Kさんが勤務していた期間に日常的かつ継続的な作業プロセスで発生する実際の有害物質への露出現況を把握するには限界がある」として「Kさんは十分な保護装備を着用しておらず、勤務期間が長い点から見て作業環境測定結果や疫学調査結果より多くの発ガン物質または有害物質に露出したと推定される」と明らかにした。

 さらに「たとえそれぞれの有害物質への露出水準が、独自に発病を誘発する強度ではなくとも、有害物質に複合的に長期間露出した場合には白血病の発病または悪化を起こす可能性がある」として「サムスン電子が最初の職場であり、白血病の潜伏期間と発病時のKさんの年齢がわずか25歳であった点を考慮すれば、白血病と業務の間に相当な因果関係が認められる」と付け加えた。

 Kさんは高校3年だった2002年7月、現場実習中に採用され「カラーフィルター3ファインフォト工程」で生産職として勤務し、激しい疲労感、生理不順など健康上の理由で2008年2月に退社し、その2年後に白血病の診断を受け、すぐに2014年10月に療養給付申請を出した。

 今回の労災承認について「半導体労働者の健康と人権を守るパンオルリム」は報道資料を出し、「今回の判定は一回きりの疫学調査の限界と問題点を指摘すると同時に、過去の作業環境の有害要因露出現況について積極的把握が必要であることを示唆した」として「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が大型労働災害に対する『国民調査委員会』の構成を約束しただけに、政府が直接乗り出して国民調査委員会を設け、電子産業に対する広範囲な職業病に対する徹底した調査を進めることを期待する」と明らかにした。

パク・テウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7/8(土) 15:01
ハンギョレ新聞