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スーパーフォーミュラ「1レースもたない」2スペック目ソフトタイヤをもてぎとオートポリスで導入

7/8(土) 13:55配信

オートスポーツweb

 昨年のスーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎでは、シリーズとして初めて2スペックタイヤが導入されたが、今年の第4戦もてぎでも新しいソフトタイヤを開発し、2スペック目として導入することをJRP(日本レースプロモーション)が発表した。

【写真】スーパーフォーミュラ第3富士を華やかにするレースクイーン

 スーパーフォーミュラ第3戦富士のサタデーミーティングにて、JRPの倉下明社長と、横浜ゴム開発本部の渡辺晋プランニングジェネラルマネージャーが明らかにした。

 昨年と異なるのは、ソフトタイヤの開発コンセプトだ。

「今年のソフトタイヤは、1レースもたない仕様を目指しています」と横浜ゴムの渡辺氏が発言したところで、メディアからは小さな歓声が上がった。現在のミディアムタイヤはタイヤのタレや摩耗が少なく、レース中のタイヤ交換が必要ない場合がほとんどで、オーバーテイクが少ない要因のひとつにもなっている。

「SUGOでテストした時のライフは150km程度でしたので、もてぎでは負荷が小さいのでもう少し距離は伸びると思います。SUGOでは現在のミディアムタイヤより、コンマ5秒~コンマ8秒速いタイムで周回しました」

「ソフトタイヤの構造は現在のミディアムと同じで、ライフはタレではなく、摩耗でコントロールする方向で開発しています。SUGOでテストしたソフトタイヤをベースにアジャストして、(今回の富士戦後の)7月のオートポリスのテストで最終確認して量産に入るスケジュールです」と渡辺氏。昨年は1レースで2セットのみだったソフトタイヤの持ち込みは、今年は3セットで検討しているなど、詳細はこの富士戦中にもチーム側と話し合われるという。

 昨年はビジュアル面でもヨコハマ陣営としてはデカールのビジュアルに不満があり、今年は「サイドウォールのADVANのロゴを小さくして、2種類のタイヤの違いをはっきり視認できるようにします。そしてオンボード上でもタイヤの内側に赤いラインを入れて違いがわかるように開発します」と、並々ならぬ覚悟で開発に臨んでいることをうかがわせた。

 昨年はもてぎ戦の1戦のみだった2スペック目のソフトタイヤ導入だが、今年は第4戦もてぎ戦だけでなく、第5戦オートポリス戦と合わせて2戦連続で2スペックタイヤを導入することを発表。

 ストップ&ゴーのもてぎだけでなく、中高速コーナーが多く、タイヤへの負荷が高いオートポリスでも導入することで、ソフトタイヤのパフォーマンスの確認と、2018年以降に向けたスーパーフォーミュラでの2スペックタイヤの恒久的な導入についてテストをする意味合いがあるという。

 時間的にも開発資金面でも、厳しい状況ではあるようだが、その中でも昨年以上にスーパーフォーミュラの魅力を少しでも高めたい、ファンがもっと楽しめるようにしたいというJRPと横浜ゴムの試みが、どこまで実現するのか。

 運用面では課題もまだまだ残っているが、まずは大局的に昨年以上の規模で行われる新しい試みのゆくえを見守りたい。

[オートスポーツweb ]

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