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熊楠ゆかりの地訪ねる催し 中辺路で語り部団体

7/8(土) 17:01配信

紀伊民報

 和歌山県田辺市中辺路町に拠点を置く「語り部の会熊野古道中辺路」(安江樹郎会長)は「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されて14年目を迎えた7日、町内の熊野古道を歩く催しを開いた。同市で後半生を過ごした世界的博物学者・南方熊楠(1867~1941)の生誕150周年も記念した取り組み。34人が参加し、熊野古道・中辺路に残る熊楠ゆかりの場所などを訪ねた。

 同会の前身は、熊野古道の語り部の先駆け的な団体であるNPO漂探古道。今春から名称を変更して活動しており「世界遺産登録と熊楠翁生誕150周年を記念するとともに、新出発したことを多くの人に知ってもらいたい」(安江会長)として催しを企画。中辺路町観光協会の後援で開いた。

 中辺路町栗栖川にある熊野古道館で、南方熊楠顕彰館(田辺市中屋敷町)の職員西尾浩樹さん(48)が、明治政府が推し進めた神社合祀(ごうし)政策に反対し「エコロジー」という言葉を使って自然保護活動をするなどした熊楠の業績について解説した。

 その後、参加者は語り部の案内で滝尻王子を出発。乳岩や不寝王子などを経て「南方曼陀羅(まんだら)の風景地」として国の名勝に指定された13カ所のうちの一つ「高原熊野神社」を訪ねた。

最終更新:7/8(土) 17:01
紀伊民報