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炭素繊維織物を増産 東レグループ・創和テキスタイル

7/8(土) 1:21配信

北國新聞社

 東レグループの創和テキスタイル(羽咋市)は、米ボーイング社の旅客機「787」向けの炭素繊維織物を増産する。既に製造ラインの増設に着手し、2018年度には生産能力が現在の2倍となる。航空機向けを主軸に、自動車や土木、スポーツ用品向けなど幅広い用途展開を目指す。

 創和テキスタイルは、羽咋市釜屋町の第3工場で、東レ愛媛工場で製造した炭素繊維糸の織り上げ加工を担っている。787向けが順調なため、製造ラインを増やして供給を強化する。投資額は非公表。

 第3工場で加工した炭素繊維織物は、東レの米国子会社「コンポジット・マテリアルズ・アメリカ」が樹脂と組み合わせ、シート状の複合材「プリプレグ」に加工する。出来上がったプリプレグは、787の機体の主要部位に使用される。

 6月初旬にはボーイング社の担当者が第3工場内の設備を視察した。新設ラインは18年度の稼働に向け、ボーイング社の認定審査をクリアするための対応を進めている。

 創和テキスタイルは2001年から炭素繊維織物の生産に乗り出し、15年からボーイング社向けの生産を開始した。現在、航空機用途は生産量全体の半分を占めており、残り半分は自動車や土木関連、スポーツ用品関連に使用されている。

 創和テキスタイルによると、用途に合わせて織り方のバリエーションを増やしていくことが課題で、多様な加工に対応できる織機や部品の導入、新規雇用を検討する。大林浩社長は「品質向上はもちろん、織りの多様化や用途拡大につなげたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/8(土) 1:21
北國新聞社