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絶景の秘湯5年ぶり再開 白山・中宮「親谷の湯」

7/8(土) 15:56配信

北國新聞社

 白山白川郷ホワイトロード沿いにあり「絶景の秘湯」として知られる白山市中宮の天然温泉「親谷(おやだに)の湯」で8日、露天風呂の利用が5年ぶりに再開された。市は当初、今秋の再開を予定していたが、開山1300年の節目に多くの観光客に使ってもらおうと浴槽の修復作業のピッチを上げ、夏休み前の完成にこぎ着けた。早速、湯に漬かる人がみられ、秘湯の復活に喜びの声が上がった。

 親谷の湯はホワイトロードの蛇谷園地駐車場(標高782メートル)から約70メートルの標高差がある急斜面の階段を下り、徒歩で約15分を要する沢沿いにある。足湯と混浴の露天風呂の二つがあり、日本滝百選の「姥(うば)ケ滝」を眺めながら湯に入れることから、全国の秘湯をめぐる温泉愛好家らの人気を博していた。

 夫婦でドライブに訪れた西山忠さん(83)=愛知県東郷町=は偶然、露天風呂の再開を知り、いち早く秘湯を満喫した。5年前にも利用した経験があり「以前よりもぬるくて入りやすかった。迫力のある滝が目の前にあるし、天気も良いし、最高の気分だ」と笑顔を見せた。タオルの持ち合わせがなくても湯に漬かる観光客の姿もみられた。

 市によると、源泉の自噴が止まったのは2012年夏ごろ。市は15年夏にポンプを設置し、足湯のみを再開した。その後、ポンプの位置を変えるなど対策を施したところ、露天風呂の再開が可能になるまで湯量が回復したという。浴槽部分がひび割れしていたため、市は今年度当初予算に工事費用を計上し、漏水対策の工事を進めていた。

 親谷の湯は、午前7時から午後6時までのホワイトロード営業時間内に利用できる。市の担当者は「いつ再開するか、電話の問い合わせが増えていた。自噴の停止以降、パンフレットの記載などを控えてきたが、今後はしっかりと情報発信していきたい」と夏休みの利用増に期待を寄せた。

北國新聞社

最終更新:7/8(土) 17:58
北國新聞社

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