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あのお騒がせ巨大肉食魚が剥製に… 兵庫・揖保川で捕獲のアリゲータガー

7/9(日) 8:30配信

神戸新聞NEXT

 兵庫県たつの市の揖保川の支流で5月に釣り上げられた巨大肉食魚「アリゲーターガー」が剥製にされ、姫路市立水族館(同市西延末)で8日、一般公開が始まった。外来種を自然界に放さないように意識啓発を図るのが目的。体長109センチの巨体の迫力に、来館者は目を見張っていた。(山崎 竜)

 アリゲーターガーは北米原産の淡水の肉食魚で、体長は3メートルにもなる。近年は国内で野生化した例が多数報告され、在来種への影響や漁業被害などが懸念されている。

 展示されているのは5月2日、たつの市御津町中島の揖保川の支流で男性会社員が釣り上げたアリゲーターガー。揖保川漁協(宍粟市山崎町五十波)が引き取り、同館で解剖が行われた。冬場のほとんど体を動かさない時期から活動期に入った直後とみられ、胃の中には何も入っていなかった。

 魚体は啓発活動を目的に同館が譲り受け、職員が約1カ月かけて剥製に仕上げた。新館2階のプラスチックケースの中に安置され、大きく開けられた口の中には、鋭い歯がびっしりと並ぶ。

 同館担当者は「剥製は外来種の脅威を市民に知ってもらうため。アリゲーターガーは近く特定外来生物に指定され、飼うのも届け出制になる。放流の増加が心配されるが、絶対にやめてほしい」と呼び掛ける。

 巨体に見入っていた同市の男性(79)は「すごい歯でびっくり。こんな魚が近くの川にすむとは思いも寄らなかった」と驚いていた。

最終更新:7/9(日) 11:18
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