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巨人、2試合27安打で貧打大脱出!マルチな中井が3安打4打点

7/9(日) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・リーグ、阪神1-8巨人、12回戦、巨人7勝5敗、8日、甲子園)セ・リーグ5位の巨人は8日、阪神12回戦(甲子園)に8-1で大勝し、敵地で2連勝を飾った。10年目の中井大介内野手(27)が、4号ソロを含む3安打4打点で14安打8得点の猛攻を演出した。首位・広島、2位・阪神に連続でカード勝ち越しを決め、前半戦最後の9連戦はここまで4勝1敗。巨人の反攻ムードが、いよいよ高まってきた。

 試合終了の瞬間、左翼席の一角に陣取ったG党が、甲子園に大歓声を響かせた。ハイタッチで勝利を祝うナインたちを、高橋監督も笑顔で出迎えた。

 「終始こちらのペースでできた。各自がチャンスで勝負強いバッティングをしてくれたので、よかった」

 一回に阿部が放った先制の右翼線適時二塁打を皮切りに、2試合連続2桁の14安打。投げても、内海が5回3安打1失点。救援4投手も無失点リレーで、投打の歯車がガッチリかみ合った。

 貧打解消だ。長野が3安打、坂本勇、阿部、陽岱鋼が2安打と打つべき人が打ち、強力打線の復活を印象づけたが、輝きを放ったのは“伏兵”だった。「7番・左翼」で先発した中井が、一回二死満塁で能見から左翼線へ2点二塁打を放つと、九回には左翼ポール際へトドメの一発をほうり込むなど、3安打4打点をマークした。

 「試合に出してもらったら、結果を出したい。(本塁打は)感触はよかった。甘い球を一発で仕留められてよかった」

 昨季終了後には背番号が「36」から「61」に変更。崖っぷちに立たされた。10年目の節目となった今季は、元日に一般女性と結婚。心機一転で契約する用具メーカーに要望し、打撃用手袋やフットガードを“勝負の赤”に統一した。

 開幕戦で二塁スタメンを果たしたが、定位置を奪えず2軍落ちも経験。それでも現役時代に自主トレに同行していた高橋監督に恩返しするため、必死にバットを振り込みはい上がった。この日は、左翼、二塁、一塁と守っても3ポジションで貢献した。

 我慢してチャンスを与え続けた“まな弟子”に指揮官も「ここでもう一本というところでいいヒットを打ってくれた。今日くらいやってくれたら、うれしいんですけどね。次もまた期待したい」と目を細めた。

 首位・広島と2位・阪神に連続カード勝ち越し。強さを取り戻した巨人が、着実に上位に近づいている。