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【巨人】坂本勇、5戦連続マルチで1500安打にM1「これからもっともっと打てればいい」

7/9(日) 6:04配信

スポーツ報知

◆阪神1―8巨人(8日・甲子園)

 いつも通り、淡々としていた。小さくガッツポーズすると、坂本勇は軽く息を吐き出した。「内海さんが頑張っていて、追加点が欲しいところで打てたのでよかったです」。3点リードの6回2死満塁。藤川のカーブを中前へはじき返し、2点を追加した。2回の左前打と合わせ、5戦連続のマルチ安打。プロ通算1499安打とした。

【写真】坂本勇と張本勲氏の年度別打撃成績の比較

 あっぱれすぎる猛スピードで駆け抜けてきた。1353試合での“王手”。1500安打に焦点を当てれば、日本で唯一3000安打を達成した「喝!」でおなじみの張本勲氏が1359試合で記録したペースを上回る可能性が高まった。「(プロ入りした時に)何本打てるかなんて考えなかったし、今もそういうことは考えていないです。一本一本積み重ねていって、これからもっともっと打てればいいと思います」。年間150安打ペースでいけば2000安打どころか、10年後の38歳で3000本に到達する計算。張本氏の3085安打更新も夢ではないだろう。

 高卒2年目にしてレギュラーの座をつかんだことに加え、大きな故障もなくグラウンドに立ち続けたことで、ここまでたどり着いた。本人は「けがなくやってこられたことが、こういう数字につながったと思います。ジャイアンツのトレーナーなど、感謝しなければいけない人はたくさんいます」と、周囲の支えに頭を下げる。今回の9連戦中は、普段はバットを振り込んでいるアーリーワークの時間を使ってマッサージを受けるなど、坂本勇自身も高い意識を持ってコンディションを管理している。

 節目に王手をかけて迎えた8回無死一塁では、真ん中に入ってきたスライダーで右飛に倒れた。9回は代打のマギーが出塁すればもうワンチャンスというところだったが、9日以降へ持ち越しとなった。1500本目に「どんな形のヒットでもいい。チームの勝利につながるような一本が打てれば。明日打てるように頑張ります」と勇人。もちろん通過点には違いないだろうが、これまで数々の劇的な一打でファンを魅了してきた坂本勇なら、豪快な一打で決めてくれるはずだ。(尾形 圭亮)

 ▼通算1500安打ペース 坂本勇(巨)が2安打し、通算1499安打。区切りの1500安打に王手をかけた。ここまで坂本は通算1353試合に出場。通算1500安打の最速到達記録は、松井稼頭央の1233試合。これにラミレス1236試合、リー1237試合、“打撃の神様”こと川上哲治が1241試合で続く。坂本はこれらの打者のペースには及ばないが、通算最多3085安打をマークした張本勲の1359試合は上回りそうだ。

最終更新:7/9(日) 8:25
スポーツ報知