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<米国務長官>ウクライナ訪問、大統領と会談

7/9(日) 19:47配信

毎日新聞

 ◇東部紛争の解決に、ロシア側の積極的な対応必要の見解示す

 【ハンブルク杉尾直哉】米国のティラーソン国務長官は9日、ウクライナを訪問し、ポロシェンコ大統領と会談した。ティラーソン長官は会談後の記者会見で、親ロシア派武装勢力とウクライナ政府軍との戦闘が続くウクライナ東部紛争について、解決にはロシア側の積極的な対応が必要との見解を示した。

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 トランプ米大統領は7日、訪問先のドイツ・ハンブルクでプーチン露大統領と初会談し、ウクライナ情勢を含む幅広い課題について協議したばかり。ティラーソン長官が同席したこの会談は、プーチン氏によるトランプ氏への急接近ぶりを印象づけた。ティラーソン氏はこの直後にポロシェンコ大統領と会談し、バランスを取った。

 会談後、ポロシェンコ氏と一緒に記者会見したティラーソン長官は「ウクライナ東部では、まずロシア側が停戦と重火器の撤収を確実に実施し、最初の一歩を踏み出すべきだ」と述べた。ポロシェンコ氏によると、ティラーソン長官は「ウクライナの領土が(親露派から)解放されない限り、対露制裁の解除はあり得ない」と約束したという。

 トランプ大統領は、プーチン政権との不透明な関係が批判される「ロシアゲート」問題で揺さぶられている。ティラーソン氏の今回の訪問は、「ロシア寄り」との見方を否定する米国内向けのメッセージの性格が強い。

最終更新:7/9(日) 23:06
毎日新聞