ここから本文です

【川崎】2点差を6分で逆転 小林悠3戦連発 3連勝で3位浮上 首位とは勝ち点3差

7/9(日) 7:03配信

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ 第18節 鳥栖2―3川崎(8日・ベストアメニティスタジアム)

 川崎は3―2で鳥栖に今季初の逆転勝ち。2点ビハインドの後半11分、DF谷口彰悟(25)の得点からわずか6分間で一気に3得点。FW小林悠(29)が3戦連発弾で決勝ゴールを奪い、今季2度目の3連勝で3位浮上。首位・C大阪と勝ち点3差に迫った。前節で12年ぶりの暫定首位に立ちながら直後に鹿島に抜かれたC大阪は、柏に2―1で逆転勝ち。F東京と引き分けた鹿島をかわし、今季初めて暫定なしで首位に立った。9日に浦和・新潟戦の1試合が行われ、次節(第19節)はサマーブレイクを挟み29、30日に開催される。

 鬼木達監督(43)の言葉と信頼が奇跡を生んだ。2点ビハインドのハーフタイム。「1点取れば焦るのは相手。必ず勝てる」。後半開始と同時に、温存した中村と登里を同時投入。指揮官の“攻めの合図”に選手がピッチで反応し、6分間で3度の歓喜を生んだ。

 3戦連発で昨季から続く7月の連続得点記録を9試合に伸ばした“夏男”の小林は「移動も含めた連戦で何回吐きそうになったか分からないけど、オニさんの言葉を信じて戦った」と気温28度、湿度78%の酷暑の中、倒れ込むまで走り切った。

 年間3位の昨季はリーグ最多の68得点を誇った一方、失点は同6位タイの39。攻撃の破壊力と守備のもろさが同居した。10年間のコーチ時代を経て昇格した新監督にとって弱点は明確だった。「(相手に)はがされるまでボールを取りに行け」。開幕前から守備意識を高め、失点数は同4位(17失点)に向上。中村は「自分たちでも、水ものの強さじゃないと感じる。昨季も感じたけど、攻撃だけだった。今季は守備の自信が大きい」。システム変更などを交えた巧みな試合運びで逃げ切る勝利の方程式も定着した。

 今季2度目の3連勝で、3位浮上。昨季リーグ最強だった攻撃も徐々に復活し、3戦12発。首位と3差に迫った鬼木監督は「大きな1勝。選手の気持ちと気迫に尽きる」と胸を張った。弱点を克服した川崎の強さは本物だ。(田中 雄己)

最終更新:7/27(木) 3:24
スポーツ報知